「近日の米国のHuawei締め出しや川崎殺傷事件を見るに、世界も社会もどんどん分断される」
という話。長いよごめんね。
Huaweiの事件
ご存知のように先日、GoogleがHuaweiのAndroidサポートを停止しました。
今後のHuaweiスマホはGoogle PlayなどのGoogleサービスが一切利用できなくなります。
Googleだけでなく、ハード/ソフトを扱う米国各社が、Huaweiから手を引いています。
米国のHuawei排除。Googleに続き、IntelやQualcommも…
Huaweiがコレだと、oppoとかXiaomiとかも危うそうです。
GoogleからAndroid OSを封じられた中国は何をするか。独自OSの開発です。
「中国語を使ったプログラミング言語は既にあり、それ中心のOSやシステム開発も進んでる」
という話は4年ほど前から中国のシステム屋の方に聞いていたんですが、やはり現実に。
「中国語ベースのプログラミング言語」を使うメリットは、中国語読めないとコードが読めない&書けないので(笑)すごい技術障壁になるんですよね。
要は、海外からハッキングができない。
情報は「ググって」も手に入らない
ほんで、こういう情報って当然ながら「ググって」出てくる情報でもないんですよね。
世界は今後どんどん分断されます。
今も既にインターネット世界は米国、中国(金盾)、欧州(GDPR)の3つに分断しています。
「金盾」「GDPR」とは?規制され分断されるインターネット世界。
僕らが見ているのは言うまでもなく、米国のインターネット。
「世界中と繋がるインターネット」なんて、嘘だったワケです。
一部の情報はググっても偏った情報しか手に入らず、
「ググれカス」から「ググってんじゃねえカス」の時代が来てしまうこともあるのかも‥。
Googleも、人間が運営するイチ企業である以上、まあ当然と言えば当然か。
中心の無いインターネットが出来る望みがあるとすれば、ブロックチェーンに代表される分散型ネットワークとかがそれに当たるんでしょうが、さてどうなることやら。
いずれにせよ、今後は研ぎ澄ました自身の五感や経験知、信頼出来る人、本当に正しい数字‥とかを持ってる人は強いですね。
人と会い、現場を見ないと分からないことが、今後どんどん増えそうです。
日本の川崎の殺傷事件
そして、先日日本で起きた川崎の殺傷事件。
最悪です。僕は犯人の名前すら呼びたくありません。
こんなの防ぎようがないな、と。
こういう事件を受けると、マトモな頭と経済力のある人達はどうするか。
「ゲーテッド・コミュニティ」に逃げます。
「ゲーテッド・コミュニティ(Gated Community)」とは、門と壁に閉ざされた街。
24時間守衛と監視カメラに守られた区画内で、住まいも買い物も学校も完結する、という街です。
ここに入る人が増えてくる。
ゲーテッド・コミュニティは、生活コストが高く審査もあったりするんですが、刃物振り回すバカが居る可能性は低いので。「安全をお金で買う」人が増えるワケです。
というか、こういうゲーテッド・コミュニティや、「高層マンションの隣にスラム街」みたいな光景ってだいたいどの国にも既にあって、日本はそれがかなり少なかったんです。
が、これからはそれも増えるなと。
分断される世界と社会
何が言いたいかというと、「世界も社会もどんどん分断される」ということ。
既に「生きてる世界の違い」は、個人間でも顕著に出ています。
経済状況、生活形態、そして何より、その人の思考や想像力の違いとして。
「自分の属している世界と社会は今どこで、今後はどのコミュニティやチャンネルに合わせるべきなか?」は、個人が考えるべき最重要のテーマになります。今までもこれからも。
個人は何からすれば良いか
では、個人としては今日から何をすれば良いか。
「選ぶ」ことです。
得る情報、時間の過ごし方、付き合う人、住む場所、働きかた、そして何より自分の人生を。
例えば先日、GWや満員電車の悪口を書きましたが(笑)、
うざい・不快・地獄のような満員電車。乗りたくない人が今日からできる対策。
ゴールデンウィークというクソ文化を今すぐ廃止すべき理由と方法
まずは
という決意をすること。
を考えること。
そしてそれをインプット/アウトプット/行動して、少しずつ歩むこと。これだけ。
美学哲学を持って、頭を使い、美味しすぎる話は疑ってかかることw
それを続けていれば、分断される世界の中でも、自分なりの良い世界がいつの間にか出来ているはず。
その世界の中で、自分の手の届く範囲で、人にも与え、助けてあげる…みたいなことで良いんじゃないかと、僕は思っています。
とまあ、「近日の米国のHuawei締め出しや川崎殺傷事件を見るに、世界も社会もどんどん分断される」
という話でした。乱文失敬。