この記事は、
と思っている人向けの内容です。
結論から書くと
- 「香港SIMカード」を先に買って
- SMS用の電話番号を確認しておこう!
ということです。
もくじ
春節の上海にいってきました
こんにちは、キラです。
春節の時期の上海に行ってきました。
カバン2つにカメラやドローン、PCをつめて、
上海→深セン→香港→深セン→広州、と、約1ヶ月かけて動きながら、移動中に記事を書いたりしています。
今回の目的は、「中華圏の国の春節を撮りたい!」というのと、
「日本で注目されている中国のキャッシュレス社会を体験してくること」の2点です。
そんなワケで、各所で色んな映像を撮っているんですが、
空撮のために、上海の外灘(ワンド)へ、ドローンを持っていきました。
使っているドローンは、DJIのMavic Proです。
ドローン、飛ばせませんでした
結論として、今回ドローン飛ばせませんでした…。
中国ならではの、以外な落とし穴でビックリしました。
法律や規制のせいではない
これを読んでいるアナタはきっと
と思ったかと思います。
が、実はそうじゃないんですよ。
中国は、ドローン最大手の会社DJIを有しているだけあって、ドローンに関する規制に関しては比較的おおらかです。
こちらは、深センにあるDJIショールーム。↓
日本のような、厳しすぎるドローン取り締まりの法律や規制は、多くありません。※1 ※2
※1 ただし、当然ですが、空港近く、市街地の真上、高層ビルへの接近、その他人の迷惑になる恐れのある場所では絶対に飛ばさないようにしましょう。
※2 国や地域ごとのドローンの2法律や規制に関しては、今後も追加、変更されることがあります。海外渡航前に必ず調べて、不明な点は各国公共機関へ問い合わせましょう。
中国の電話番号のせい!
さて、では何が問題になったかというと、中国でのSIMカードと電話番号なんですね。
僕は上海浦東空港到着の際にカウンターでSIMカードを購入しました。
このとき、「通話なし、データ通信のみ」のSIMを購入してたんですね。
僕は日本でもそれ以外の国でも、電話番号での通話をしません。
というか音声通話をほぼしません。仕事も含め、連絡は各種メッセンジャーのみ。
通話が必要な時はFBメッセンジャーやLINEなどの通話機能を使います。
なので、中国でも、いつものように「データ通信のみ」のSIMを買いました。
China Unicomで、4Gで4500円くらい?割と高い。
電話番号のせいでDJI GOが起動せず
しかし、これがドローンを飛ばす際にはまずかった。
ドローンを飛ばす用のアプリ「DJI GO」を起動すると、こんな画面が出てくるんですね。
要は、「お前の中国での電話番号入れてな。SMS(ショートメッセージ)で認証コード送るから、それも入れてな。」と。
つまりは、「中国の電話番号を使って、SMSで認証をしないと、ドローンが飛ばせない」ということ。
僕が上海に滞在していた時は、なかなか天気が良くならず、最終日で「よっしゃ晴れた!」と思ってドローン飛ばそうとするとコレ。
泣く泣く空撮を諦めました。
ちくしょー。外灘撮りたかったよう。
まあブログのネタになったんで良しとします…。
確認したら、番号あったw
で。電話番号が無いので、SIM買いなおすしかないか…と思っていたら。
よーく確認したら、ありましたw
SIMを購入したときのカードにちゃんと付いてるw
いやはや。アホや。勿体ない。
せっかくの空撮のチャンスを、みすみす一回逃してしまいました。
ドローン意外にも色々使う電話番号
電話番号が必要な場所は、ドローンだけと思いきや、そうじゃない。
中国では、以下のことをやるのに全て「電話番号」が必要でした。
- 銀行口座の開設(WechatPay等を使うのに必要)
- 乗り捨てチャリの利用
- 空港(虹橋国際空港T1)でのWi-Fiの利用
僕は、番号が完全に無いと思ってたので、しばらくこれらが使えず面倒でしたw
まあブログのネタになったんで(以下略)
香港SIMを予め買っておこう
さて、以上の苦い経験を踏まえて、オススメしたいこと。
それは、冒頭の結論にも書いた
- 「香港SIMカード」を先に買って
- SMS用の電話番号を確認しておこう!
ということです。
「電話番号付き」の理由は先述の通りですが、「香港SIM」がオススメ。
なぜ香港SIMなのか?
中国には、金盾(グレートファイアウォール)というのがあります。
これによって、中国にいるときは、中華系WEBサービス以外がことごとく使えません。
Google、Facebook、Twitter、Instagramなどの、米国シリコンバレー発祥のサービスはことごとく弾かれます。
これについては、以下の記事でも書きました。
「金盾」「GDPR」とは?規制され分断されるインターネット世界。
また、VPNなどを使ってなんとか使えるようにしても、極端に遅かったり、表示がおかしかったりします。
しかしながら、香港のSIMを使えば、中華系サービスもそれ以外も、両方問題なく使えるんです。
これは、香港という国が、中国にありながら海外に開かれた経済特区である、という特徴を持っているからでしょう。
Amazonで先に買える
では、これをどう買えばいいかというと、Amazonで行く前に買えます。
または、中国に入るのに先に香港を経由して、そこで先に買っておくか、ですね。
深センや広州行きなら、このルートはとてもオススメ。
ただし「中国一部地域では、これらのSIMが使えない」というレビューもあるので、
自分の行く地域について、よくよく調べておきましょう。中国の金盾は手強いです。
まとめ
さて、そんなワケで、この記事の対象は
と思っている人向けの内容で、結論を改めて書くと
- 「香港SIMカード」を先に買って
- SMS用の電話番号を確認しておこう!
ということでした。
中国インターネットの独特の使いづらさにはうんざりしましたw
「俺じゃなかったら詰んでね?これ?」みたいなことがけっこうありましたw
まあこれはこれで、チャレンジングで楽しい気もします。ブログのネタにも(ry
それでは今日はこのへんで。
明日も、よい人生とよい旅を。
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