「ただの速さとか安さとか便利さというのはコモディティ化するから、
付加価値としての世界観、それを構成するキャラクターやストーリーを事業に持たせるのって大事ね」
という話。微妙に長いです。
ここ数週間で、ちょい高めのデジタルガジェットをまとめ買いしている。
安い買い物ではないので、あらゆる購入方法を調べ尽くす。
やはりネットで買うのがコスパは最強、と改めて確認。
逆に、家電量販店のような実店舗での販売の未来、
というより限界を見た気がする。
もう、単なる販売のみでは実店舗は死に向かうのみ。
例えば僕は、昨日1日だけでも、
MBPの一番ええやつ(F841J/A MacBook Pro Retina)
とGoPro(HERO4 Silver Edition Adventure CHDHY-401-JP)を購入した。
合計金額は235,390円(送料手数料込み)。
これがヨドバシで買うと、値切っても279,480円。
ビックなら268,500円が限界だった。
僕は、海外旅行の時とまとめ買いの時は値切るの大好きなんやけど、
家電量販店では「現金一括で買うから割引せい」言うても、
「ポイント還元率10%なのでこれ以上は〜ゴニョゴニョ」
という感じ。
しかし、ポイント還元率10%を鑑みても、価格と便利さだけならネットの圧勝だ。
まあ、実店舗での販売である以上、流通仕入れ在庫にかかる費用、
それにハコ代や人件費や広告費を考えると、割引は確かに無理やいね。
値引きが不可能だとすると、実店舗で直販をする全てのビジネスは、
体験や意味、ストーリーなどの付加価値を付加していかないと、確実に死ぬ。
価格や速さ、便利さではもう、ネットに敵わない。
例えば僕の場合、クッソ可愛い販売員さんが
「私が、1年ずっと保証しますっ!お家に…時々きてもいいかな…?」
って上目遣いで言ってきたら、MBAもGoProも、定価いや1.2倍の値段を払ったかもしれんということです(真顔)
…これはまあ冗談にしても、
なんらかの付加価値がつかないことには、実店舗で買うメリットが全くない。
(ちなみに、昨日値切りに行った量販店の店長?のおっさんは、めっさワキガですた。付加価値どころかデメリットじゃねえかバカヤロウwwwww)
昨日も訪問先で話してたんだが、
全ての事業の始点にして終点は「独自世界の構築」だと思うんだ。
Apple然りディズニー然り、その差別化要因は、他の何ものでもなく”世界観”だ。
だからこそ、独自の世界観を持つ事業が出来上がる過程というのは、
ビジネスというよりはカルト宗教やロックバンドが出来上がる時のそれに近い。
”世界”の構成要素は、まずは「キャラクター」や「ストーリー」だ。
これを紡ぐことが、自分が死んで全てが消えた後でも、人の記憶に残る唯一の方法であり、本質的な価値の一つではないかと、最近の僕は思っている。
この辺の話はさらに長くなりそうなので、また今度書こ。
何が言いたいかというと、俺もこんなとこで駄文垂れ流してないで、
自分や自社のストーリーもちゃんと紡いで整理しなおして出さんばね、ということです。はい。
それでは今日はこのへんで。
明日も、良い人生と良い旅を。