「死ぬ気でやれよ。死なないから」は普通に死ぬ件について【420万ビュー】

こんにちは、キラです。Xの投稿が2日で420万ビュー以上バズってました。

以前自分で書いたことの再利用で、投稿に３０秒しかかかっていないんですが、立派におバズり申し上げました。フォロワーも１００人以上増えてました。

まあバズはときどきあることなので、僕は普通に仕事して、メシ食って、９時間寝て、コーヒー飲みながらこれを書いてるわけです。

この記事では「頑張るのは大事だけど自分がぶっ壊れない程度の本気が大事よね」という話を補足していこうかと思います。

「死ぬ気でやれよ。死なないから」と言った人が亡くなっている

ここで書いている「本」とその「著者」なんですが、

こちらの本の、杉村太郎氏です。

アツイコトバ

この本は素晴らしい内容で、僕は今でも好きなんですが、著者の杉村氏は47歳でお亡くなりになっています。

もちろん、氏が「死ぬ気でや」ったことと、死因の関連性はわかりませんが、「死ぬ気でやれよ」と言っていた人が早くお亡くなりになった事実があります。

そして、バズっていろんな人から指摘されて知ったんですが、X JAPANのhideさんも同じことを言ってた（書いてた？）らしいです。

彼は自殺ですね。これも、もちろん彼の言葉と死亡の相関は不明ですが、やはり「死ぬ気でやれ」と言っていた人が早く亡くなった、という事実があります。

上記、観測範囲n=2の話ではあるんですが、どちらも影響力のある方で、ショッキングな内容です。

よく考えたら生存者バイアス

そして、「死ぬ気でやれよ。死なないから」という言葉は、よく考えると生存者バイアスがある話です。

「生存者バイアス」とは、「結局生き残ったヤツだけが発言できる」「途中で消えた人の意見は残らない」という話。

例えば、成功した中卒社長が「学歴なんていらねえ！」と言ったとして、その人の声は大きめに広まりますが、

「中卒で失敗している人」がその１０００倍いたとしても、彼/彼女らの声は残りにくいと。

「自分は中卒で失敗したぜ！」と言いまくる人は少ないでしょうし、また影響力も小さいからです。

そのせいで「学歴なんていらねえ！」と信じすぎると痛い目見るよねと。

これが「生存バイアス」。

実は「死ぬ気でやれよ。死なないから」という言葉にもこれは当てはまります。

これを発言できるのは「死ぬ気でやったけど死ななかった人」だけで、死んじゃった人はそれを言えないと。

で、「まだ死んでないってことは死ぬ気でやってねえじゃん！」と、健常な人間をヤバいところまで追いつめることができるロジックと力がこの言葉にはあるわけです。

これもバズってご意見が多かったんですが「パワハラ上司（教師、先輩）からよく言われてた」と。

自分に課すのは２００歩譲ってまだいいとして、人に押し付けるのはよくないですね。

「死ぬより辛いこと」っていっぱいあるよね

「死ぬ気でやる」ことのマズさというのは他にも

「簡単にポックリと死なず、心身の疾患を抱える可能性もある」というのがあるかもしれません。

例えば鬱、自律神経疾患、その他の大病など。

下手すると「死ぬより辛い」状況にもなりかねないわけです。

なので、長い目で見るとかえって非効率になるかもよ、と。

「死ぬ気でやったから限界がわかる」というのはある

もちろん、「死ぬ気でやる」＝「瞬間的・爆発的な努力」を全て否定しているわけじゃありません。

そういう風に頑張ろうとしてる人、僕は好きです。

僕も、高校受験期は１日１６時間とか勉強していましたし、大学生のときは年間８００の本を読んだりしていましたし、起業直後は寝る時間を惜しんで働いたりもしました。

本気でやった努力と、それによって得た成功も失敗も価値があると思います。

「自分はここまでできる」という限界がわかるので。

僕は今はむしろユルすぎるくらいで、ちょっと要領が良すぎてよくないな、と感じています笑

今後も、無理なく頑張ります。

努力しない。夢中になる。

そして、上記を書いていて気がついたんですが、「めちゃくちゃ頑張ってる」ときって、不思議と「頑張ってる」感じじゃないんですよね。

自然に身体が動くというか、導かれる感じ。

言葉で言うなら「努力」というより「夢中」が近いかもしれません。

「死ぬ気でやれよ」と考えたり言われたりしてるときって、強迫観念的に「やらされてる」感が強い気がするんですよね。

「努力」で、生命をすり減らしながらやらされてる感よりも、「夢中」で思わずやっちゃう…という方が、いい感じなんじゃない？と個人的には思います。ちょっとコントロールしづらい気もするけど。

「撤退ライン」を決めておく

この記事で言いたいことは「努力は大事。でも死なない程度の努力にしようね」ということでして。

じゃあ「死なない程度の努力」って何よ、というと、上記の「夢中になる」ということの他に「頑張りの撤退ライン」も先に決めておく、というのがあると思います。

僕の場合
①食欲がない
②眠れない
のいずれかになったら「全てを投げ出して休む！」と決めているし、周りにも公言してあります。

そしてこの「撤退ライン」はマトモな状態の時に先に決めておくのが大事です。

ヤバいときはマトモな判断もできなくなってるので。

おかげで、今のところは「撤退ライン」は一度も超えずに健康的に頑張れています。

「死なない程度の本気」とは？

そのほか「死なない程度の本気」、具体的には

・１日８〜９時間の睡眠時間
・人にも自分にも期待しすぎない
・幸せのハードルは下げておく
・人生は長距離走と心得る
・普段は７７点でOK、勝負どころだけ１２０点を狙う
・カフェインやアルコールは元気の前借りと心得る
・全員に好かれようとしない
・「人生の9割は運」と悟る。いい意味で諦める
・成功しても「まぁ運だし」と驕らず、失敗しても「まぁ運だし」と凹まない
・その上で運を上げる努力はする
・毎日できるだけ温かい風呂に浸かる、美味いものを食う
・褒められようと必死になるよりも人を褒める

などがあるんじゃないかな？と考えています。

「死ぬ気でやれよ。死なないから」は普通に死ぬ件について。　まとめ

そんなわけで、この記事では

・Xがバズった件について
・「死ぬ気でやれ」と言っていた人は早く亡くなってる
・死なない程度の努力

などについて書いてみました。

人間、命あっての物種。

努力は死ぬ気ではなく、楽しく、効果的にやりましょう。

それでは、今日はこのへんで！

明日も、よい人生と良い旅を。