もくじ
言いたいことを一言で「3つの基本からやろう」
今回言いたいことを一言で書くと
「ゼロからITやりたいけど、何からしたらいいかな」という人は、まずは
タッチタイプ
検索
ショートカットキー
を徹底してやろう」
ということです。
よく聞かれる質問
僕が、よく聞かれる質問があります。それは、
「完全な初心者から、ITできるようになりたいんですけど、何からしたらいいですか?」というもの。
正直なところ、質問自体がフワッとしすぎてて困るんですが(笑)
だいたい「ITできる」ってなんやねん、と。色々あるぞ…。
まあしかし、最初ってこんな感じだよなと思って、わりかし丁寧に答えます。
そこで一応
「自分のパソコンとスマホは持っているけど、Facebook見たり書いたりするくらいで、特にアウトプットできてない。そこから、ITに関係する職業(プログラマーとかウェブデザイナーとか)としてお金が貰えるようになったり、今の本業をITでよりよくできるくらいになりたい」
という仮定で受け取ります。(実際、こんな感じの人が多いです)
そして、最初にやるべきことを教えます。
基礎はこの3つ
さて、実際に「ゼロからなら、これからやろう」というのはこの3つ。
タッチタイプ
検索
ショートカットキー
です。この3つを徹底してマスターするようオススメします。話はそこから。
「これができたら完璧」とかでなく「これができないとまず話にならない」というレベルのものですね。基礎中の基礎です。
どうしてこの3つなのか?
ではなぜ、この3つからやるべきなのか?
もちろんこれ以降にやる、より専門的なことは沢山あります。
しかし、それらを学んだり実践する課程で、上記の3つができないと、その効率がとても悪くなってしまうのです。
そもそも、IT関連のことを勉強するとき、その9割のことは独習、つまりひとりで調べて進めていきます。
よほど、高いお金でも払ってマンツーマンで先生でも付けない限りは、
とにかく自分で調べてやってみる→分からないところや、次の課題をキチンと把握して、勉強会やセミナー等にも参加する
のくり返しだと思います。
そして、ある程度の水準を超えてきたら、
実際に仕事で使う→クライアントの意見などを聞きつつ、さらに勉強と改善
という感じになるかと。
だからこそ、その大半を占める「調べ物」や「作業」のスピードが遅いと、非常に効率が悪く、話にならないワケです。
では、それぞれのことができると、具体的にどんなことの効率が上がるのか?具体的に書いていきます。
タッチタイプで、思考をすぐに文章化
「タッチタイプ」とは、「キーボードを見ずに、文章を素早く打つ」スキルのこと。
※昔は「ブラインドタッチ」とも呼ばれていましたが、「ブラインド」=「盲目」という意味で「障害者差別に当たる言葉では?」との声がちょこっと上がったので、今は「タッチタイプ」と呼ぶのが一般的なようです。
このタッチタイプ。できない人は、先ずは最優先で徹底してマスターしてください。
これができるようになると、「思考や会話とほぼおなじ速さで文章が作れる」ようになるので、
会議や打ち合わせの時はもちろん、自分で考え事をする時も大変捗るようになります。
僕は、打ち合わせの時も、考えごとの時も、マインドマップツール「Xmind」を使って、内容をそのままマインドマップ化してしまいます。
会話しながら「それってこういうコトですよね?」と、図式化して、細かいタスク設定までしてしまって、参加者にその場で共有してしまう、と。
時々、何も書かずにダラダラと打ち合わせしたり、書いていてもそれを共有してなかったり、後からまとめなおしたり…としている人がいますが、ハッキリ言ってアホですね。
タッチタイプをしっかりマスターすれば、「頭で考えて喋りながら、打ち合わせの内容をまとめてその場で共有」くらいは簡単にできるようになります。
一見些細なことかもしれませんが、こういう細かい所の効率の追求ってけっこう大事です。
タッチタイプで「デジタル聖徳太子」に
僕は今、仕事で電話をしません。
人とのコミュニケーションは全て、①直接会う②時間を決めたテレミーティング(SkypeやGoogleハングアウトなど)③文章でのチャット だけで行っています。
緊急時以外は、電話はかけることも、かけられることもありません。
(※プライベートでは普通にOKです。「今からメシいこう」とか「声が聞きたい」とかは普通にアリ)
余計なコミュニケーションって、ハッキリ言ってストレスです。
「メールで済むことを相手にいきなり電話」は、「アポなしで相手宅へ訪問」と同じくらいの迷惑行為だと思っています。
電話をいっぱいかけて仕事した気になってる奴も大嫌いです(笑)
直接会って話をする良さや効果は否定していませんが、ささいな連絡や用事はチャットで1分以内で済むだろ、というのが個人的な意見です。
そしてそもそも番号電話って、海外だと通じないんで、僕には合っていません。
そんなワケで僕は、国内外、仕事でもプライベートでも、チャットでのコミュニケーションがとても多いわけです。
そしてそれは、タッチタイプのスキル無しでは成立しません。
タッチタイプがしっかりできれば、一度に複数人と会話できる「デジタル聖徳太子」ができます(笑)
つまり、タッチタイプが出来るようになると、チャットが爆速になるので、コミュニケーションの効率と密度も爆速になる、というわけです。
タッチタイプの練習方法に関しては、ここに詳しく書きました。
その場で調べる習慣
次に、検索について。
これからの時代、「モノを沢山知っている」ことにあまり意味はありません。
会話の中で、分からないことがあれば、その場で検索すればいいんです。
それが難しい場面もあるし、スマホやPCばっか見て会話そのものがおろそかになってはダメだと思いますが、
人間どうしって、言葉の定義や情報のソースが分かってないまんまフンワリ喋ってたりするので(笑)
それらをキチンと確認しながら会話すると、会話の内容も濃くなるのです。
ここまで高度なことは稀にしても、「こないだ可愛い動物の動画見てさ…ほらコレコレ」と、
その場で情報共有をしたことがある人は少なくないと思います。これも一つの「検索力」です。
検索力とは何か
さらに具体的に「検索するスキル」を深めていくために意識すべきことは何なのか?
それは「素早く、適切な言葉で、深く」調べるコトです。
・ん?これ根拠は?意味は?と思ったらスグに、
・知りたいことがちゃんと出てくる適切な言葉の組み合わせで調べて、
・出てきたページをできるだけ深く(沢山)見て、さらに次のワードを深く調べていく。
という感じ。
これは、何かを独習する時に一番役に立ちます。
例えば、「ウェブサイト作りたいなあ」と考えた時に、「ウェブサイト 作り方」と調べて、出てきた結果を元に、「WordPress ウェブサイト 作り方」とさらに調べ、
さらに結果から「WordPress サーバー おすすめ」→「エックスサーバー WordPress インストール」→「エックスサーバー ドメイン 設定」→「WordPress テーマ」…などなど、調べていけば、独学で一通りのことはできるようになります。
大事なのは「根気」。そして「慣れ」です。
とにかく分からないことがあったら検索するのを習慣化すると、自分の分からないことを具体的につかみ、言語化する能力や、出てきた結果から良いものをピックアップするセンスが上がります。
ショートカットキーでさらに効率化
さて、タッチタイプと検索の次は、ショートカットキー。
これを覚えると、作業や調べ物がさらに効率化できます。
ショートカットキーとは、「操作を簡略化するためのキー操作」のことです。
例えばMacの場合、文章を選択して右クリック→「コピー」を押して、移動して「貼り付け」…のような作業を、「Command+C」「Command+V」で簡略化できます。これは基本中の基本。
他にも、「Command+Z」で一つ戻る、「Command+alt+shift+V」でテキストスタイルを維持せず貼り付け、「Command+O」でファイルを開いたり、「Command+N」で新規作成…などなど、沢山あります。
この操作はほとんどのソフトで共通なので、一度覚えると作業をかなり効率化できます。
逆に覚えていないと、何度もマウスでポチポチポチポチ…と、非常に面倒な作業が増えます。
なのでまずは、「自分がよくやる作業」を把握して、それがショートカットキーでできないか、調べてみましょう。
以下の、基本的なショートカットキーから、是非みておいてください。
Mac のキーボードショートカット – Apple サポート – Apple Support
キーボードショートカットキーの一覧 | マイクロソフト アクセシビリティ
まとめ
さて、そんなワケで、今回言いたいことをあらためてまとめると
「ゼロからITやりたいけど、何からしたらいいかな」という人は、まずは
タッチタイプ
検索
ショートカットキー
を徹底してやろう」
ということでした。
冒頭でも述べたように、これは基礎中の基礎ですが、できないと話にすらなりません。
まずはとにかく、普段の生活や作業の中で、これを意識してやってみてください。
具体的な「作る系」の初心者向けの内容は、こちらにも書いたので合わせてどうぞ。
【記事まとめ】今年こそ、WordPressでブログ&ウェブサイトを作ろう。
それでは明日も、良い旅と良い人生を。