言いたいことを一言で「愛とは離れること」
今回の話を結論から書くと、
「”愛”という漢字の語源は”離れていく旅人”。本当の愛情には、適度な距離感が大事」
というものです。
大学中退者が、たったひとつだけ覚えている講義
僕は、大学を3年生の時に中退して、起業しました。
独立したてでスグのとき、金儲けのことばっか考えていたときは「大学の授業なんていらねえよw」とナメてた時期もありました。
※今は、ちょっと大人になって「まあ大学も大事になることあるよね」というくらいです(笑)
そんな中退者の僕でも、実は一つだけ、頭に強く残っている講義の内容があります。
今日は、そのお話を。
天気の良い昼下がりのことでした。
僕は、文化人類学の講義に出席していました。
その講義はあまり人気がなく、ガラーンとした講義室の中で、文化人類学のヒゲモジャ教授が、モソモソと話していました。
それも、本番の講義とはあんまり関係ない、独り言みたいな話を。
内容は、「愛とは、離れること」というものでした。
「愛」という漢字の語源は?
彼が話していたのは、「愛」という漢字の語源についてでした。
「愛」の漢字の語源は、「後ろを振り返りながら去る旅人」の象形文字なんだそうです。
上の部分が後ろを向く顔で、 肩の下に心(心臓)があって、
2本の足が、杖(旅人の象徴なんだって)をついて歩く姿。
お世話になった村を後にして「あ—行きたくないなー」と言いながらも、
次の場所へ向かう姿が「愛」という漢字になったんだとか。
つまり、「好きだから、大切だからこそ、距離を置く」 というのが、「愛」の本質だと、ヒゲ教授は言っていました。
愛とは、「離れる」こと。
つまり、好き好き言いながら、ただベタついてるだけなのは、愛じゃない。
「適度な距離感」が大事なんです。
「雛鳥が飛べるようになるため、巣から叩き落とす親鳥」
「万引きした息子をぶん殴って、一緒に土下座する親」
などのように、
仮に、自分が嫌われたり、不利益を被ったとしても、相手の為にベストを尽くすことが、愛の本質なんじゃないか。
その話を通して、僕は個人的にそう思うようになりました。
どうして、この講義だけが頭にこびりついているのかはわかりません。
他の講義なんか、殆ど覚えていないのに。
ただ、とても大切なことを学んだと感じました。
まとめ
今回は
「”愛”という漢字の語源が”離れていく旅人”であるように、
本当の愛情には適度な距離感が大事なのではないか」
という話でした。
この話を見て、共感や思うところがある人は、シェアやコメントで教えてくださると幸いです。
長文読んでくださり、感謝します。
それでは明日も、良い旅と、良い人生を。