こんにちは、キラです。
今年は、コミケやハロウィンにも参加して、コスプレもして楽しんでみました。
夏の終わりにはコミケも行ってみました(笑)その時の記事はコチラ。↓
PDCAサイクルはもう古い。DCAP(Dカップ)サイクルで考えよう。
今回は、自分の中で「自分がやらなそうなこと」であったコスプレやハロウィン参加を、なぜやってみたのか、やってみてどうだったのか、という話。長いです。
僕は今回、1分動画の映像を撮りに渋谷へ何日か行きましたが、現場でガッツリ遊んで、学びも多く得られました。
結論から申し上げると
というコトです。
もくじ
世界中で見た「コスプレ&仮装イベント」
まずは、コスプレイベントで遊んでみたキッカケについて。
世界のいろーんな場所を旅してみると、思いがけなく印象的な場面に出くわすことが多々あります。
その一つが、世界中のあらゆる国で開催されていた「コスプレイベント」や「コスプレ撮影会」でした。
公園で水色やピンクの頭した人たちがパシャパシャ撮影会してたり、雰囲気の良い教会を覗いてみると中でコスプレイベントやってたり、なんてこともw
日本と近いアジア諸国はもちろん、ヨーロッパ、北米などでも、けっこうな頻度で見かけました。
ちなみに、一番人気はNARUTOです。
それもなぜか、ナルトやサスケでなく、サクラがどのイベントにも居ますね。
あと、近年だと日本の学園もの、スポーツものも人気らしく、制服や、「◯◯高校☓☓部」みたいな刺繍の入ったジャージも好んで着られている様子。
コスプレ&仮装の聖地日本
ほんで、そのコスプレイベント(特にアニメ、漫画系)が特に凄い国はどこなんだというと、やはり日本なんですね。
コミケなんかは、ある種「聖地」と言ってもいい。
サッカーならバルセロナ、金融ならウォール街やロンドン、ファッションならパリ、ITならSF、クラブならイビサ、今のスマホやドローンなら上海深セン…みたいな「聖地」が日本にもちゃんとあるんですよ。こりゃ行くっきゃねえ。
そして近年、東京ゲームショウや米ComiCon、そしてハロウィンと、一般の人が参加するコスプレイベントの規模感も増してきた感があったので、こりゃ楽しそうだ参加してみようと。
それでわざわざ、日本のコミケやハロウィンに、ごついカメラ持って参戦してみたワケです。
ハロウィンは「中心のない奇祭」
日本のハロウィンが面白いと思うポイント。
それは、この祭りに「中心」がないことです。
基本的には、「祭」というものにはほぼ必ず、主役、ステージ、神、目的、主催者など「中心」が存在します。
が、日本のハロウィンにはその「中心」がありません。
これは極めて珍しいお祭です。強いて言えば、江戸末期慶応の「ええじゃないか」とかに似ている気もします。
ハロウィンにおいては、全員が主役で、それぞれの街すべてが中心。
そして、その個々の「中心」が自然発生し、動き、勝手に繋がり拡大していきます。
これは、極めて「インターネット的」な構造を持った祭のように思えます。
そして面白いのは、この祭が「ネット上」でも展開されていること。
個々の中心である参加者(主にコスプレした人)が、写真をSNSなどに上げます。今日辺りから、あらゆるサイトが、ハロウィンの様子をまとめているハズ。
これによって、現場への非参加者も、時間空間を超えて、間接的にイベントに参加することになるわけです
この現象は、フェスやライブイベントにはあまり見られない珍しいものです。
そういう意味でも、極めて「インターネット的」な現代の祭です。
マーケットサイズが拡大
ハロウィンが面白いと思う別のポイントは、単純にマーケットサイズ(市場規模)が拡大している所ですね。
一般社団法人日本記念日協会によると、2017年ハロウィンの推計市場規模は、1305億円となったそうです。
クリスマスの4000億には届かないものの、バレンタインの1385億円にはほぼ並ぶ規模になりました。
まあ、こんな小難しい数字を持ち出さなくても、ここ3〜4年で、LoFT、東急ハンズ、ドン・キホーテの10月の内装がどう変わったかを見れば、ハロウィン市場がどうなっているかはバカでも分かります。
東京とその他都市のハロウィン
この市場規模がなぜ拡大したのかというと、ディズニーランドやUSJによるイベント開催も大きかったようです。
今まで、東京、大阪、福岡でそれぞれハロウィンを観察してみましたが、大阪福岡は、東京の3〜4年後を追っている印象ですね。
東京は、人が多いのはもちろんですが、主に渋谷センター街など、お金の落ちる場所で展開されているのが印象的です。
なぜセンター街に人が集まるのかというと、単に道玄坂のホテル街があるからでしょうね(笑)カソウしてナンパしてワンチャンあるでと。くだらねえけど、まあそんなモンです。
福岡は警固公園に一番人が集まりますが、飲み食い休みができないのが勿体なく感じました。来年辺りは、オマワリさんと屋台が出てくるかもしれませんね。
つまりは、これから、ディズニーやUSJ同様「仕掛ける」企業が増えると思うので、市場規模はさらに増大していくと予想されるわけです。
ビジネスチャンスもそこかしこに
人が集まるので当然、いろんなことができます。
飲食や物販などの単純なものはもちろん、現場を見てパッと思いつくだけでも、
- スマホのバッテリーを切らす人が多いので「充電無料スタンド」などで集客や足止めが可能
- GoProやthetaなどの小型高性能カメラの需要は意外と大きい。10月はブログからGoProがえらく売れた
- タテの空間はほぼ使われてないので、バルーン等での広告
- 映像屋の友人曰く、この時期ゾンビメイク、傷メイク動画は大人気なんだとか
- 写真の撮られやすい巨大オブジェや巨大仮装による広告
- 多くのお金を払っても目立ちたい「ハロウィンガチ勢」に向けた高額サービス
「次元 ヒゲ」「次元 コスプレ グッズ」とかで検索してもロクなの出てこないので(笑)まだまだ情報も需要大かも - 10月末は意外と寒いので、広告付きカイロの配布
- やはりゴミのポイ捨てはエグいので、これを改善するだけでもイメージ最高
- 私服で着て「仮装してくればよかった!」勢も多いので(笑)路上での即席仮装、メイクサービスとか?
などがあるかと。
ちなみに、先日某ECサイトの社長と飲んでいたのですが、近年のハロウィンで非常によく売れたのは「黒の口紅」なんだそうです。面白いw
確かに、ライト層からガチ勢まで幅広く使われそうなグッズです。
中心や目的を作れる人が強い(かも)
小さなビジネスチャンスはもちろんなんですが、何より、まだ中心の存在しないこの祭に中心や目的を作ったり、全体を利用することができれば、それが大きな力になることは、間違いないでしょうね。
慶応三年ごろの「ええじゃないか」は、民衆から自然発生し、最終的には倒幕派によって社会混乱形成のために利用されましたが、日本のハロウィンは果たして…。
まとめ―現場現実現物から学ぼう
この他、書ききれなかったり言語化しづらい学びがめちゃくちゃあるんですが、僕の御託なんか、サラリと読むくらいでいいんです。
それよりもぜひ、面白そうなコトがあったら、現場の中心に行って、実際に遊んでみてほしいな、と思います。同じ阿呆なら踊らにゃ損々。
そんなワケで、結論を改めて書くと、
『中心のない奇祭』ジャパン・ハロウィンは、コスプレ聖地日本でも特に珍しいイベント。
市場規模も拡大して色々と面白いので、バカにせず一度参加してみるといいよ。
というコトでした。
長文読んでくださり、感謝します。
それでは明日も、よい人生とよい旅を。
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市場規模も拡大して色々と面白いので、バカにせず一度参加してみるといいよ。