今回の内容を一言で「失敗なんて存在しない」
今回の内容を結論から書くと、
「失敗なんてものは存在しない。うまくいかない方法が一つ分かっただけ。
だから、致命的なもので無い限り、どんどん失敗して学んで改善をしよう。」
というものです。
失敗は失敗じゃない?
失敗じゃない。うまくいかない方法がひとつわかった”成功”なんだ。
ートーマス・アルバ・エジソン(発明家)
これは、かの有名な発明家、エジソンの言葉です。
彼は「失敗」という代わりに、うまくいかない方法が一つ分かった「成功」という言葉を使っていました。

何かがうまくいかなくても、別の方法を試していけば、いつかは成功にたどり着きます。
そういう意味では、失敗に見える事も全て、うまくいくための情報の一つ、というのが彼の考え方です。
電球の発明
エジソンの大発明のひとつに、「電球」があります※
今では当たり前のように使われている電球も、当然、発明した人がいたから僕らが使えているわけです。
(※実用に適した白熱電球を先に発明したのは、エジソンと同時期に電球の開発を進めていたJ・W・スワンという人だったそうですが、エジソン方が発表が早かった、ということで彼の発明になっているそうです)
その電球の発明において一番難しかったのが「フィラメント」の発見。
あの、電球の真ん中のクルクルの所ですね。

電球は、この部分に電気を通すことで、光を発生させているわけですが、
この部分の素材の発見が、当時はとても難しかったのです。
エジソンは、この部分に適切な素材を見つけるため、あらゆる素材に電気を通して、その反応を見ました。
その数は、何回くらいだと思いますか?
発明王は失敗王だった
発明王エジソンが、電球を作るために施行(失敗)した回数。
正解は、20000回。

二万回の施行の末、最終的には、日本産の竹から作った炭が、素材として適していたそうです。
実験中、エジソンは人からこう言われたそうです。

このアドバイスに対して、エジソンは

一万回「このやり方ではうまくいかない」という「発見」を得ただけさ!
と答えたそうです。
正しい方法を見つけ出す、最高の方法
彼を見習って我々も、「試行」の結果がいわゆる「失敗」に見えても、それをポジティブに捉えましょう。
提供するものが世の中で求められているものでなくても、
それは「失敗」ではなく、「情報」を一つ得て前進したということなのです。
エジソンの時代もそうでしたが、現代のようにめまぐるしく変化する世界では特に、
正しい方法を見つけ出す最高の、そして恐らく唯一の方法が「試行錯誤」なのです。

この考え方は、シリコンバレー流の起業のメソッドとして知られる「リーン・スタートアップ」にも通じる所があります。
このメソッドでは、できるだけ早くプロダクト(サービスや商品)を出してしまって、小さな改善をくり返しながら、最適化を行っていきます。
[amazonjs asin=”4822248976″ locale=”JP” title=”リーン・スタートアップ”]机に座ってある程度練ったら、あとは悩まず、実際にどんどんやってみましょう。
失敗を2倍に増やして、成功を追求するのです。
失敗はただの情報と捉えて、ひたすらに改善を重ねていくのです。
失敗の恐怖は消えるのか?
とはいえ、自分の行動がうまくいかないのは、やはり怖いもの。
そんな時は、自分が恐怖を感じていることを認めた上で、その恐怖と向き合うことが重要です。

人は恐怖心を消してから行動を起こせばいいと考えがちです。
しかし実際、それは消えるものではないし、消すべきものでもありません。
勇気とは何なのか?
恐怖が消えるのを待ったり、恐怖から目をそらすのはよくありません。
そんなことをしても、恐怖と対峙するタイミングが先送りされたり、リスクを見誤ったりするだけ。
勇気を持ちましょう。
勇気とは、「恐怖を感じない」力のことではなく、「恐怖と向き合いつつ、行動を起こす」力のことです。

「自分は、この行動をすることで、最悪何が起こることを恐れているんだろう?」と考えて、その「最悪の結果」を書き出してみましょう。
そして、その最悪のことが起こらないように考え、できることをやる。
あとは、ひたすらうまくいくまでやり続け、小さな失敗をもとに改善をしていくだけです。
まとめ
今回の内容を改めてまとめると、
「失敗なんてものは存在しない。うまくいかない方法が一つ分かっただけ。
だから、致命的なもので無い限り、どんどん失敗して学んで改善をしよう。」
というものでした。
長文読んでくださり、感謝します。
それでは、明日も、良い人生と良い旅を。
