もくじ
今回言いたいこと「タッチタイプは型から」
今回言いたいことを一言でまとめると
「正しいタッチタイプは、正しい型(かた)から身体で覚えよう」
です。
ITのキホンのキホン
以前、初心者向けに「ゼロからITやるなら、まずはこの基本から押さえよう」という記事を書きました。
「ゼロからITやりたいけど何からすればいい?」という人へ。3つの基礎から固めよう!
ここで紹介した「基本」の最初には「タッチタイプ」を入れておきました。
タッチタイプとは、「キーを見ずに文字を早く打つスキル」のこと。
これができると、思考や会話をすぐに文章化できたり、同時並行で何人も同時にチャットできたり…と、
作業や学習の効率がとても上がるので、必ず最初にマスターしてほしいワケです。
そして今回は、そのタッチタイプができない人向けに、最短でマスターする方法を、超具体的に書いていこうと思います。
タッチタイプができるかできないか調べる一番簡単な方法
練習方法の前に、まずは「できてるのか不安」という人向けにも、「タッチタイプできているか調べる方法」やってみます。
調べるための一番簡単な方法…それは、「アルファベットの”A”を押す」というもの。
実際に、やってみてください。
…できましたか?
さて。今、その「A」のキーを「左手の小指”以外”」で押した人。できていません。
できていると思っても、変なクセがついているので、それがスピードを遅くしている可能性があります。
大人しく、以下の記事をしっかり読んで練習してください。
正しい「型」が全て
タッチタイプの基本は、「型(かた)」です。
どんなスポーツにも「基本の構え」や「正しいフォーム」があるように、タッチタイプにも「正しい打ち方」があります。
先程のテストで「できてない」と断言したのは、その「型」ができていない、というコトなのです。
タッチタイプを最短でマスターするというのは、この「正しい打ち方」すなわち「型」を身体に覚えさせることに他なりません。
逆に言えば、ただひたすらの反復練習だけなので、ほとんど誰にでもできるといえます。
というわけで、その「型」の覚え方を、説明していきます。
ステップ1:ホームポジションを覚える
タッチタイプの基本は「ホームポジションを覚える」。まずは何よりコレです。
まずはこのように、指をキーに置いてみましょう。
僕がいつも使っている、MacBook Proを使ってやってみます。
まずは、左手と右手の人差し指をそれぞれ「F」と「J」のキーのところに置きましょう。
FとJには、それぞれ小さなポッチが付いています。ここに、人差し指を置くワケです。
そして、残りの中指、薬指、小指を、「F」の横に並んでいる「D」「S」「A」と
「J」の横に並んでいる「K」「L」「;(セミコロン)」の部分に置きましょう。
自分の方から見たら、こうです。
ちょっと分かりにくいので、横からも。
これが、「ホームポジション」。全ての基本です。
スポーツや格闘技における「基本の構え」みたいなモンですね。
まずは、この状態でじーっとして、ポジションを覚えてください。
今まで我流でやっていた人からすると、ちょっと気持ち悪い感じがするかもしれませんが、そのうち慣れます。
ステップ2:動かす範囲を覚える
さて、ホームポジションを覚えたら次は、「どの指でどのキーを押すか」を徹底して覚えましょう。
この画像を見てください。
引用元:タイピングゲームであそぼ http://www.0typeing.com/touchtyping
この画像が、タッチタイプの全てと言っていいでしょう。
正しいタッチタイプにおいては、どの指でどのキーを押すのかが、あらかじめ決まっています。
さきほどやったホームポジションの、左斜め直線にあるキーを、それぞれの指で押す。ホントに、これだけです。
※両手人差し指と小指だけ、少し範囲が広いですね。
まずは、ホームポジションに手を置いたまま、このカラーの画像をジーっと見て、どの指をどのラインで動かすのか、覚えてください。
ステップ3:スリスリしまくろう
では、次はこれを「身体で」覚えます。
どうするのかというと、キーを指でスリスリしまくります。
こんなふうに。
これをとにかく、暇な時にずっとやってください。動画見ながらでも、考え事しながらでも…。
ただひたすら、スリスリ、スリスリ…。
はい、キモいとか言わない、スリスリ!
ひたすら、「このナナメのラインを打つんだな」と、身体に覚え込ませてください。これなら、アホでも出来るはず。
ステップ4:短い言葉を、キーを見ながら打ちこむ
さて、スリスリしまくって、どのキーをどの指で打つのかを覚えたら、実践に移ります。
「タッチタイプを覚えたい」という人はおそらく、日常の中でキーボードを使う場面がある人でしょう。
毎日やっている打ち込み動作を、1日10分だけでもいいので、「正しいポジション」で打ってみるのです。
例えば、Facebookのチャットで打つ「ありがとうございました」の一文だけでも。
指だけは間違えない!!
この時注意すべきは「キーをガッツリ見たままでも、どんなに遅くてもいいので、指だけは100%間違えないこと」。
これがコツです。
もう一度言います。
どんなに遅くても、キー見ながらでもいいので、
どの指で、どのキーを打つのか、だけは100%正しくやってください。
とにかく、これを徹底してください。
ステップ5:キーを見ずに文章を打ち込む
正しい指使いを何度も練習すると、よく使うキーを、指が少しずつ覚えていきます。
何も見たり考えたりしなくても、いくつかのキーを自然に打てるようになってくるのです。
そうなってきたらやっと、ディスプレイだけを見ながらキーを打ってみましょう。
これも、始めはゆっくりで大丈夫。
ここでもやはり、どのキーをどの指で打つのか、だけは間違えないようにしましょう。
ここまで来たら、あとは練習あるのみ。
正しい型は既に見についているので、とにかく文章を沢山打ちましょう。
普段の文章をキチンと打つだけでも上達していきますが、「寿司打」のようなタイピングゲームもあるので、暇なときはやってみましょう。
→寿司打
これ、タッチタイプ練習でだいたい勧められるサイトなんですが、僕はほとんど触らずマスターしたんですよね。
なので、最後にさらっと紹介するだけでした。
まとめ
以上が、ちゃんとしたタッチタイピングを覚える方法でした。
今回言いたいことを改めて一言でまとめると
「正しいタッチタイプは、正しい型(かた)から身体で覚えよう」
という話でした。
僕も、PCを触り始めて最初の頃は、人差し指と中指だけの「カニさん打ち」をしていたのですが、これでは効率が悪いと思い、短期間で練習したクチです。
それでは明日も、よい旅と、よい人生を。