どうも、キラです。
突然ですが、文章書けなくて困ったことってありませんか?僕は超あります。
困ることも多いのですが、一方で有り難いことに「文章が読みやすい、面白い」と言ってもらえることも多いです。
文章が褒められる理由は、おそらく僕が、人より多く文章を書いてきたからかもしれません。
大学生の時は、年間800冊の本を読んで、ながーい研究論文を書き、
起業後も、WEB制作におけるライティングや、ある時にはクライアントのゴーストライターをしたこともありました。
そして現在も、世界を旅しながら、当ブログで文章を沢山書き、講習やライティングの仕事も定期的にお受けします。
ブログや文章について聞かれることも増えたので、今回は調子こいて、文章のコツについて書いてみようと思ったワケです。
もくじ
ブログで読みやすい文章を書く5つのコツ
今回の結論を先に書いてしまうと
「ブログで、読みやすい文章を書くには、
- 一文を短くする
- 適切な改行とスペースを入れる
- 最初と最後に結論やまとめを入れる
- 画像を入れる
- 音読してみる
をやってみるといいよ」
という話です。
「文章力」は、現代に必須のスキル
現代人にとって「書く」ことは社会生活に必須のスキルです。
どんな仕事でも、メールやチャットのやり取り、文章作成、各種アウトプットなど、「書く」ことが書かせません。
WEB上でのアウトプットも増えつつある昨今、人に伝える能力の一つである「書く」スキルは、さらに重要になっています。
今回は、その中でも基礎となる「読みやすい文章の書き方」について、僕の意見を書いていこうと思います。
ただ今回は一応、「ブログの中で」という条件で、書いていきます。
ある程度条件を絞らないと、ボヤけた内容になってしまうので。
あらゆる場面での文章にも応用できるコツも沢山あるので、ご容赦ください!
前提:読みやすい文章とは?
さて、ここで一応「読みやすい文章」というのを定義しておきます。
僕が考える「読みやすい文章」の条件は2点。
- 読んでいてストレスが少ない
- 読んでいて「絵」が頭に浮かぶ
というものです。
つまり、読み手にとって、支払う労力は少なく、得られるものは大きい、という文章。
これが、僕が考える「読みやすい文章」の定義です。
悪い例:読みにくい最悪の文章
まずは、実際の例として、超読みにくい文章を先にをお見せします。
日本人なら皆が知っている物語「桃太郎」を、ざっくりと書いてみました。
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいたのですが、おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に出ているとおばあさんの所に大きなももが流れてきて、おばあさんはそれを家に持ち帰っておじいさんと一緒に桃を切ると中から元気な男の子が出てきたので桃太郎と名付けました。彼は大きくなると鬼退治に行くと言っておばあさんが作ったきびだんごを持って旅に出たら、犬とサルとキジが家来になって、みんなで鬼ヶ島へ行って鬼を退治して鬼が村から奪っていたお宝を持っておじいさんおばあさんの待つ村へ帰りましたとさ。
うーん、読みづらい(笑)
なんか文字がダーッと並びすぎてストレスマッハ。しかし、頭に内容が入って来ません。
そういう意味でこれはやはり、悪い文章と言えるでしょう。
今回は、読みやすい文章のコツを紹介しながら、この文章を少しずつ読みやすくしていきます。
1,一文の長さを短く
まず、悪い文章のダメな所の一つは「一文が長い」ということです。
これ、文章が苦手な人が一番やりがちです。短く!しましょう!
どうして一文が長いと、読みづらいのか?
それは、主語と述語(誰が何をした)がわかりにくくなり、頭に絵が思い浮かばなくなってしまうからです。
先にあげた「悪い例」の文章では、文章が終わらずにずーっと続いていくので
と、主語と述語を追うのが大変になってしまいます。
短く!しましょう!!
対策A:句読点を入れる
さて、具体的に「短くする」のは簡単です。
一つは、「区切り」をつくること。
句読点「、」「。」を適切な場所につけて、文章の区切りを短くするだけでも、文章が読みやすくなります。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出ていました。とつぜん、洗濯をしているおばあさんの所に大きなももが流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰って、おじいさんと一緒に切ってみました。すると、中から元気な男の子が出てきたのです!おじいさんとおばあさんは、桃から出てきた彼を「桃太郎」と名付けました。彼は大きくなると、鬼退治に行くと言い、おばあさんが作ったきびだんごを持って旅に出ました。旅の途中で、犬とサルとキジが家来になりました。桃太郎たちは、みんなで鬼ヶ島へ行って鬼を退治してしまいました。そして、鬼が村から奪っていたお宝を持って、おじいさんおばあさんの待つ村へ帰りましたとさ。
どうでしょうか。
「おじいさんとおばあさんがいた」「桃が流れてきた」「男の子が出てきた」…と、主語と述語が明確になって、少し読みやくなりました。
シーンごとにちゃんと文章が区切られているので、紙芝居のように、絵がちゃんと頭に浮かんでくるのではないでしょうか。
対策B:無駄な言葉を省く
あとは「余計な言葉を省いていく」というのも、有効なコツです。
例えば、ここでは書いていませんが、
むかしむかし、西暦でいうと800年ごろ、西日本の海の近くのあるところに、身長の高いおじいさんとおしゃべり好きなおばあさんがいました。
とか書いてもムダなワケです。
「西暦でいうと800年ごろ」「西日本の海の近くの」「身長の高い」「おしゃべり好きな」は、物語の筋と全く関係ないので、
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
だけでイイわけです。
もちろんこれは、文章の種類や、どの部分をどこまで描写するかにもよりますが、
大抵の文章は「長すぎる」ことによって読みづらくなっていることがほとんどなので、気をつけましょう。
2,適切な改行とスペースを入れる
これは、ブログやSNSなどのWEB上での書き方になりますが、
適切な場所での改行やスペースは、とても大事です。
例文に、実際に入れてみましょう。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出ていました。
とつぜん、洗濯をしているおばあさんの所に大きなももが流れてきました。
おばあさんはその桃を家に持ち帰って、おじいさんと一緒に切ってみました。
すると、中から元気な男の子が出てきたのです!
おじいさんとおばあさんは、桃から出てきた彼を「桃太郎」と名付けました。
彼は大きくなると、鬼退治に行くと言い、おばあさんが作ったきびだんごを持って旅に出ました。
旅の途中で、犬とサルとキジが家来になりました。
桃太郎たちは、みんなで鬼ヶ島へ行って鬼を退治してしまいました。
そして、鬼が村から奪っていたお宝を持って、おじいさんおばあさんの待つ村へ帰りましたとさ。
どうでしょうか?
適切な部分で改行とスペースを加えてみました。
これによって、各部分ごとに紙芝居をめくっていくようにイメージが湧きやすくなったかと思います。
改行の入れ過ぎもよくない
ただ、ここで気をつけてほしいのは、「改行の入れすぎも良くない」ということです。
たとえば、
こんな風に
無駄に改行をした
文章って、
逆に
読みにくいでしょ?
うざいですよねww
多めの改行は、ある種の文章効果として有効な時もありますが、やりすぎると読みづらくなったり、文章に幼稚な印象が付いてしまいます。
なので、あくまで自然な範囲で、文章を区切っていきましょう。
3,最初と最後に結論やまとめを入れる
長々と語った結果「結局何が言いたいの?」となる文章も、少なくありません。
これも、読みづらい文章の特徴の一つです。
結論が見えにくい文章はだいたい、書いている側も「俺何が書きたいんだっけ?」と分からなくなっている時が多かったりします。
そうならないために、まずは「ここで言いたいのは◯◯だ」と書き出して、「まとめると◯◯ということだ」と最後に改めてシメるのがオススメです。
これは、論文などにも使われるテクニックですね。
先の桃太郎の文章なら、以下のようになります。
これは、桃から生まれた英雄が、ひとつの村を救う物語。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出ていました。
とつぜん、洗濯をしているおばあさんの所に大きなももが流れてきました。
おばあさんはその桃を家に持ち帰って、おじいさんと一緒に切ってみました。
すると、中から元気な男の子が出てきたのです!
おじいさんとおばあさんは、桃から出てきた彼を「桃太郎」と名付けました。
彼は大きくなると、鬼退治に行くと言い、おばあさんが作ったきびだんごを持って旅に出ました。
旅の途中で、犬とサルとキジが家来になりました。
桃太郎たちは、みんなで鬼ヶ島へ行って鬼を退治してしまいました。
そして、鬼が村から奪っていたお宝を持って、おじいさんおばあさんの待つ村へ帰りましたとさ。
桃から生まれた英雄が、ひとつの村を救う物語、「桃太郎」。おしまい、おしまい。
赤でマーキングしたのが、後から足した「結論とまとめ」です。
最初と最後に、物語の概要を挿入することで、文章をイメージする「舞台」が用意され、頭に絵がさらに浮かびやすくなります。
もちろんこれも、文章の目的や内容によって使い方を考える必要がありますが、「読みやすい文章」のコツとしては、かなり有効な手段です。
お笑い芸人の「ツカミ」のテクニック
さらに、「最初に結論を言う」応用編として、最初に「ツカミ」を入れるテクニックもあります。
例えば、人気番組「人志松本のすべらない話」などで、語る芸人さんが
という出だしで話すことが多々あります(千原ジュニア氏辺りで脳内再生してください笑)
この「出だしでざっくりまとめる」手法によって聞き手は「めっちゃビックリしてもうた話」という感情の引き出しを開けるワケです。
そうすることで、聞き手の頭の中に「舞台」が整って「絵」がさらに浮かびやすくなり、オチに対する期待感も高まります。
ライター&プレゼンテーターの「ツカミ」のテクニック
また、人気ライターやプレゼン上手な人が
というツカミを入れることもありますよね。僕も今回は、この書き出しでいってみました(笑)
これも、共感や問題提起を先に行うことで、文章全体の「舞台」を先に整える手法です。
これらは、「読みやすい文章」というよりは「魅力的な文章」の書き方に近いのですが、
応用編として覚えておいて損はないでしょう。
4,画像を入れる
ブログだからこそできる方法。それは、文章と画像のハイブリッドです。
適切な画像を入れることで、文章もとても読みやすくなります。
もはや「文章の書き方」からズレてきてるんですが(笑)大切なのは「伝える」こと。
形にこだわらず、できることはやりましょう。
例をお見せします。↓
これは、桃から生まれた英雄が、ひとつの村を救う物語。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出ていました。
とつぜん、洗濯をしているおばあさんの所に大きなももが流れてきました。
おばあさんはその桃を家に持ち帰って、おじいさんと一緒に切ってみました。
すると、中から元気な男の子が出てきたのです!
おじいさんとおばあさんは、桃から出てきた彼を「桃太郎」と名付けました。
彼は大きくなると、鬼退治に行くと言い、おばあさんが作ったきびだんごを持って旅に出ました。
旅の途中で、犬とサルとキジが家来になりました。
桃太郎たちは、みんなで鬼ヶ島へ行って鬼を退治してしまいました。
そして、鬼が村から奪っていたお宝を持って、おじいさんおばあさんの待つ村へ帰りましたとさ。
桃から生まれた英雄が、ひとつの村を救う物語、「桃太郎」。おしまい、おしまい。
どうでしょうか。一気に得られる情報量が増えましたね。
「いらすとや」にある画像を、面倒くさいのでクソ適当に挿入しただけですが、これだけでもかなり、イメージが湧きやすくなります。
目的が「伝えること」だとしたら、そこにルールはありません。
改めて「書き方」からは少し逸れますが、
ブログでは、写真、イラスト、CSS、音声、動画…、あらゆるコンテンツを使って、情報を伝えることが可能なのです。
文章のみにこだわらず、ガンガンやってみましょう。
5,音読してみる
読みやすい文章を書く最後のコツは「音読してみる」ことです。
文章をだいたい書けたと思ったら、それを一度声に出して読んでみると、良い感じに推敲できます。
また、「続きをどう書こう?」とか「この文章何かおかしいな…?」と詰まってしまった時も、文章を一度音読してみると良いでしょう。
続きがちゃんと出てきたり、文章のおかしな部分が修正できたりします。
やはり、声に出して読みやすい文章は、目だけでも読みやすい文章なのです。
まとめ
以上が、僕の考える「ブログで読みやすい文章を書くコツ」です。
改めてまとめると
- 一文を短くする
- 適切な改行とスペースを入れる
- 最初と最後に結論やまとめを入れる
- 画像を入れる
- 音読してみる
ということでした。
文章に正解はない
ここまで書いておいてこういうのもアレですが、文章に「正解」はありません。
ここではあくまで「できるだけ多くの人にとって、普通に読みやすい文章」について書いたつもりですが、目的や場合によっては、これらが正しいアプローチにならない場合ももちろんあるので、あしからず。
書き続けること
そして、文章の上達のコツは、なんといっても「書き続ける」こと。
書いたらちゃんと人に見せて、フィードバック(反応)をもらって、また書いて…というサイクルを地道に続けるのが大切です。
SNSやブログなど、WEB上で文章を書くことは、フィードバックが得やすいという意味では、とても良いトレーニングの場所でもあると思います。
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それでは明日も、良い人生と良い旅を。