イノベーションとは、1000の重要でないことに『NO』と言うことなんだ。
ースティーブ・ジョブズ
もくじ
10月5日はジョブズの命日
こんにちは、キラです。
10月5日は、元Apple CEO、スティーブ・ジョブズ氏の命日でした。
なので今日は、彼の生み出したMacで、彼のことについて書こうかと。
結論から述べると、
ということです。
ジョブズ解任後、低迷するApple
1985年、当時アップルの会長であり、中核であるマッキントッシュ部門を束ねていたジョブズは、社長のジョン・スカリーと対立。
取締役会では役員のほぼ全員がスカリーを支持し、ジョブズは肩書きだけを残し、すべての業務から外されてしまいます。事実上の解任です。
解任後、ジョブズはNeXT社でコンピューター開発をしたり、Pixer社でCGアニメーションを作っていました。
雰囲気はきっと、こんな感じだったんじゃないかな、と…。↓
映画『Jobs』のトレイラー。アシュトン・カッチャーは、若き日のジョブズにほんと似てますね。
ジョブズがアップルから離れていた10年強の間に、PCの世界はマイクロソフトの天下に。
アップルもさまざまな手を打っていたものの、業績は完全に低迷していました。
瀕死のAppleにジョブズが復帰
ジョブズ復帰時のApple(1996年9月時点)では10億4,000万ドルの赤字を抱えていました。
会社の資金は90日分しか残っておらず、瀕死の状態でした。
1997年7月7日、藁をも掴む思いのapple社は、ジョブズを呼び戻します。
NeXT社を買収する形で、ジョブズは再び、アップルのトップへと復帰することになりました。
徹底した「断捨離」
ジョブズがアップルに戻って、まず最初に取り掛かったことは「断捨離」でした。増えすぎた製品の数を減らし、利益が出そうな少数の製品に絞り込んだワケです。
当時Apple社で行っていた20以上の事業を、4つだけ残してあとは全て解体。加えて3000人以上の従業員を解雇しました。
経営会議での命令
ジョブズの断捨離は徹底していたそうです。
最初の経営会議で、呼び出した役員に対してジョブズは
と命じ、次に
と言い放ったとか。
施策の結果、改革は成功し、ジョブズは、それまで丸2年赤字が続いていたApple社をわずか4半期で4,500万ドルの黒字へと変えました。
その後もジョブズは、多くの人が知るように、iMac、iPod、iTunesなど、革新的な製品を世に出し続けました。
ナイキCEOへのアドバイス
また後に、ナイキCEOマーク・パーカーも、ジョブズにこうアドバイスされています。
ゴミはさっさと処分して、素晴らしいモノだけに集中した方がいいね。
他社の有名ブランドでも「ゴミを捨てろ」と言い放つジョブズの考えには、一貫した理念があったようです。
「今日が人生最後の日だとしたら」
世界に貢献を続けたジョブズも、2011年10月5日、膵臓がんで死去。
その少し前、2005年のスタンフォード大の卒業式のスピーチでは、こう述べています。
I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?”
私は毎朝、鏡に映る自分に問いかける。「もし今日が、人生最後の日だとしたら、今からやろうとしていたことをするだろうか?」と。And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.
「NO.」という答えが何日も続くなら、何かを変えなくちゃいけない。
常に大切なことを見極めようとし、駆け抜けるような人生を送った彼らしい言葉です。
まとめ―今日、あなたが人生ですべきことは?
というわけで、ジョブズ氏の命日だったので、彼のエピソードを添えて
という話でした。
彼の考えや行動は、僕やあなたがやるべき、本当に大切なことを思い出させてくれます。
今、考えてみてください。
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今からやろうとしていたことをしますか?」
「NOだとしたら、何を変えますか?」
長文読んでくださり、感謝します。
ジョブズのエピソードについては、様々な書籍でも残っていますね。
個人的には、漫画『STEVES(スティーブズ)』が、各キャラが可愛くデフォルメされていて好きです。
明日も、よい人生とよい旅を。
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