もくじ
今回言いたいことを一言で「無駄な我慢より本当にしたいこと」
今回の話を結論から書くと、
「無駄な我慢はしなくていい。それよりも、本当にしたいことに没頭しよう」
という話です。
「無駄な」というのがポイントですね。
凄いヤツほど「我慢」をしない
日本に住んでいる人と話していると、多くの人が「成長のためには我慢が必要だ」と考えているようです。
苦労をしなければ成功しない、大人は忍耐強くなければならない、と考えている人が多いのです。
しかし、僕は「意味のない我慢は、必要ないどころか邪魔にさえなる」と考えています。
僕が知っている限り、成功した人には「我慢できない人」がかなり居ます。
彼/彼女らは「自分がやりたいこと」に対しては、一切我慢をせず、とてつもない集中力と行動力を発揮し、目標を短期間で実現してしまうのです。
そもそもなぜ我慢は「美徳」になったのか?
日本では昔から、我慢することは美徳とされていました。
一体、このような思想は、いつどこで生まれたのでしょうか。
日本においては、国家神道による軍国主義の影響が大きいのでしょう。
明治時代以降から太平洋戦争敗戦までの間、日本は国家神道として天皇を絶対化し、軍国主義を支えてきました。
「欲しがりません、勝つまでは」のスローガンに代表されるように、我慢を美徳化し、国民の意識を統制して、戦争に勝利しようとしてきたのです。
この思想が、戦争が終わった後も「思想を残した方が得する人たち」の手によって、
ある程度そのままの形で残ったのではないか、と僕は考えています。
「苦労は買ってでもしろ」と「売る側」が言う
現在においても、この思想は、形を変えてある程度は続いているでしょう。
現在の「支配者」にあたるもののひとつは「大きな企業」です。
かつての大企業は「年功序列」というシステムによって成り立ってきました。
新卒として入社した若者は、「若い時の苦労は買ってでもしろ」と教えられます。
「苦労は買ってでもしろ」は意訳すると「俺たち以上に我慢しろ」であり、これは苦労を”売る”側の言葉だよなと、僕は考えています(笑)
しかしこの年功序列のシステムは、企業の成長がずっと続くことを前提としていたため、
今となっては殆ど崩壊してしまっています。
これは、大企業だけの話に限らず、「資本主義経済」そのものが「ずっと成長し続けること」を運命づけられています。
そして、その成長の限界を迎えたことによる「ひずみ」が、世界のあらゆるところに出ているのです。
そんな今だからこそ、私たちは、「我慢」だとか「苦労」だとかをそのまま美徳と捉えずに、
その意味や意義について考え直す必要があるのです。
もちろん「苦労」にも意味はある
もちろん、ある種の我慢や苦労には、ちゃんと意味があります。
大企業の中でも、入社してすぐの雑用には意味はありますし、
どの道でも、一流のプロは必ずある種の我慢や苦労を受け入れています。
ここで言いたいのは、時代の流れや自分の人生を見て「意味のある」苦労や我慢をしよう、ということです。
「時代の流れ」とは例えば、「労働市場のグローバル化や機械化によって、コモディティ化(替えがきく)人材や仕事の価値がどんどん無くなっていく」などのこと。
こんな中で、ただ言われただけの仕事をこなす人は、近いうちに必ず、安く働く外国人か機械に、仕事を取られます。
つまり、「何も考えず、流され、押し付けられただけの我慢は報われにくい」時代になっているということ。
我慢の種類を間違えるな
もちろんこれは、「社会を無視して好き勝手に振る舞え」という話でもありません。
「人から押し付けられた無駄な我慢はせず、自分のしたいこと&本質的な価値を生み出せることに対してのみ、忍耐力を発揮しましょう」というコトです。
例えば、プロのスポーツ選手になりたい人にとっては、
「地味な基礎練習や筋力トレーニングは必要だけど、『水を飲まない』とか『先輩がいるから自分の実力を発揮しない』という我慢は必要ない」
という感じでしょうか。
正しい情報を取り入れ、自分の目的について常に考えた上で、
自分がしたいことに関しての、必要な忍耐…つまり「集中」は、誰よりもしていきましょう。
やりたいことを、今すぐやろう
ここまでは、僕の意見や一般論。
大切なのは、それを受けてあなたがどうするか、です。
もしかするとあなたにも「やりたいけど我慢しよう」と考えていることがあるかもしれません。
短い人生の中で、誰も必要としていない、無用な我慢をしているをしている暇はありません。
やりたいことをやると決意し、それに向き合ってください。
今やるか、そうでなくとも、早くやる方法を今直ぐ本気で考えるか、です。
あなたが今、強いられている「我慢」は、本当にあなたにとって必要なことなのか、よく考えてみてください。
くり返しになりますが、時代の流れや自分の人生をよく見て「意味のある」苦労や我慢をしよう、と言いたいのです。
まとめ
今回は
「無駄な我慢はしなくていい。それよりも、本当にしたいことに没頭しよう」
という話でした。
いろんな世代の人の、いろんな意見もコメントでお待ちしています。
補足(蛇足?)
この記事書いてたら、この動画を思い出したので貼っておきます。外国版松岡修造(笑)最高。Do it!
それでは、明日も、良い旅と良い人生を。