こんにちは、キラです。
福岡育ち→大学中退→起業→受託業で消耗→人雇いすぎて広いオフィス借りて大変になる→熊本地震をきっかけに断捨離→ブログ書きながら世界一周→Web制作オンライン講座が成功→売上月1300万円超え→福岡-海外セブ2拠点生活 という経歴の人です。
さて、今日のお話。
それは「自分の好き嫌いと善悪をごっちゃにしないようにしようね」という話です。
あるいは、「人の言動/人格/行動/は全部別のものだから、言葉ひとつで人のことを悪認定や人格否定しないようにしたいね」という話。
もくじ
「嫌い!だからこれは悪!」となる人たち。
最近のSNSなどを見ていると、「好き/嫌い」と「正義/悪」が混同していたり、人格/行動/言動が全てごっちゃになっていて、混乱したり苦しんでいる人がけっこう多いように見えます。日本人にもそういう人は多いですね。
必ずしも「自分が好きだから正義」とか「自分が嫌いだから悪」というわけじゃありませんよね。
「お前のことは好きだけどそれはマジで違うと思うよ」とか
「世の中的には正しいと思うけど俺はマジでそれ嫌い」とか
「アイツ嫌いだけど一目置いてる」というのは、成立します。
しかし、これを理解できない人が多いと。
つまり「私これ嫌い!だから悪!」と考えてしまう人が多いわけです。
まあ、自分が嫌いなものは社会全体にも嫌っていてほしい(悪であってほしい)というのはわかるんですけどね。必ずしもそうではないと。
「好き嫌い」と「善悪」をごっちゃにすると、人生ちょっと大変です。
自分の感情と社会的通念が切り分けられてないので、言動や行動を注意されただけなのに「人格を否定された!」と勘違いして病んだりするので。
なぜ日本人は「感情」と「正義」、「言動」と「人格」を混同しがちなのか?
日本人はやや「感情」と「正義」、「言動」と「人格」を混同しがちな傾向があるように思えます。
なぜなのか?と考えると、たぶん、ディベートの訓練をあまりしてないからかもしれません。
「意見については攻撃していいけど、人格や思想については尊重する」という訓練。
つまり「君の言ってることには全くもって反対だし意見として嫌いけど、君がそれを言う権利は尊重するし君という人間は好きだよ」というのを同時に持てる知性と人格って大事だよね、と言いたいわけです。
人格と行動と言動とを切り離して考える思考力を鍛えるトレーニング方法
じゃあ、そういう力をつけるトレーニングってどうすりゃいいのよ?というと、
それはズバリ「ひとりディベート」です。
「ひとつのテーマについて、最初に徹底的に賛成意見を考えて、そのあと徹底的に反対意見を考えてみる」というもの。
自分を2人に分けて、反対意見でディベートさせるわけです。
例えば、テーマ「画像生成AI」。
反対意見は↓
画像生成AIは明らかに著作権を侵害してるでしょ!既存イラストレーターの絵を学習している他、彼/彼女らの仕事も奪っています。
それに、実用に足るレベルで使えるツールもまだまだ少ないです!
賛成意見は↓
そもそも「著作権侵害」と「参考/オマージュ」の違いってなんですか?全ての想像は模倣と組み合わせから生まれるんですよ。あなたが今使ってる日本語も、先人が作ったものをパクって使ってますよね?というかあなたという存在がご両親のコピーでありパクリですよね笑?
そして、実際の生成AIツール、いくつ使ったことありますか?超実用的なのがたくさんありますよ。経営サイドに回ってみてください。ディレクションが必要な人間のイラストレーターよりはるかに費用対効果が高いです。
「イラストレーターの仕事が奪われる」?新しいテクノロジーは旧い市場を破壊するものです。あなた、かつてあったエレベーターガールや電話交換手という仕事は守られるべきだったと思いますか?
などなど。これを繰り返すと、「ひとつの出来事に対して複数の視点」を持つことができるようになります。
テーマは何でもいいでしょう。自動運転車、フェミニズム、海外移住…。
まずは自分の意見を考えてみたあとで、「はい反対!」と切り替えてそれを論破しようとしてみる。
これを繰り返すと、「自分の人格や感情」と「意見や言動」を切り離して考えることができるようになります。もちろん人のそれも。
これ、実際にディベートの訓練で行われる方法なんですよね。もちろん、人とやっても良いと思います!
ぜひ、試してみてください。
「嫌い」と「悪」は違う。人格と行動と言動とを切り離して考える大切さと、思考力を鍛える”ひとりディベート”について。まとめ
そんなわけで今回は、
「嫌い」と「悪」は違う。人格と行動と言動とを切り離して考える大切さと、思考力を鍛える”ひとりディベート”について、という話を書いてみました。
それでは今日はこのへんで!
明日も、よい人生とよい旅を!
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