「将来の夢」を「職業」で聞くの、そろそろやめませんか。

ABOUTこの記事をかいた人

1988年生まれ。福岡出身。
国立九州大学中退後(株)WORLDiAを創業。WEB制作並びにWEB広告代理業、映像制作を行う。
実家のある熊本の地震を期に「人はいつ死ぬかわからない」と改めて思い、私物をカバン2つに減らし世界一周の旅へ。
旅をしながら、”世界を旅する1分動画”「TR1P(トリップ)」と、旅とテクノロジーのブログ「Back Pack Hack(バックパックハック)」を運営中。
詳しいプロフィールはこちらから。

先日の旅漫画と今回言いたいこと

こんにちは、キラです。

先日、ミャンマーの旅の経験を元に、ちょっとした漫画を書いてみました。↓

【旅漫画】ミャンマーで日本語を話す少女に出会って、教育について考えた話

これに引き続いて、調子こいて教育について書いてみようと思うんですが、

今回言いたい結論は、僕のこのツイートに集約されています。↓

今の日本の教育で真っ先に止めた方がいいと思うのは「将来の夢」を「職業」で聞くこと。

なぜならこれは

  1. ①そもそも子供は殆どの職業を知らない
  2. ②その子が大きくなる頃には各職業のニーズが大幅に変わったり新しい職業ができたりしてる

という点で、極めて不適切な問いだから。

ということです。

日本の教育で、今すぐやめるべきこと

日本の現在の教育は、良いところも悪いところも沢山あって、個人的に言いたいことは沢山あります。

ただ、全てに先立って、今すぐに止めた方がいいと思うことがあります。

 

それは、子供に「将来の夢」を「職業」で聞くこと。

なぜならこれは、ナンセンスどころか、若者を無駄に悩ませる、悪い質問だからです。

子供の将来の夢 職業の選び方

なぜ「将来の夢」を「職業」で聞くのはダメなのか?

ではなぜ、「将来の夢」を「職業」で聞くのはダメなのか?

なぜならこれは、

  1. そもそも子供は殆どの職業を知らない
  2. その子が大きくなる頃には各職業のニーズが大幅に変わったり新しい職業ができたりしている

という理由で、極めて不適切な問いだからです。

それぞれ、説明していきます。

1,子供は殆どの職業を知らない

日本で暮らす子供は、仕事についてなんて、ほとんど知りません。

これはまあ、言うまでもないことですね。

子供の将来の夢 職業の選び方

子供の頃に知っている大人なんて、親と先生くらいです。

親が働いているところなんて、ほとんど見る機会は無いし、

先生という職業(とくに公立の学校の先生)は、少々特殊です。

 

また、ちょっと知っていたとしても、見たり体験したことのある職業なんて、ほぼありません。

その状態で、職業を選べと言ってもちょっと無理があるかと。

子供の将来の夢 職業の選び方

これは例えるなら、一度も食べたことがない料理が並んだメニュー表を見せられて、

「この中から、ずっと食べるものを一つ選んでね!」と言うようなもの。

実際に料理を見たり、試食でもしないと、ちょっと決めるのは難しそうです。

2,職業は変化したり新しく生まれたりする

これも、大きな問題です。

職業のニーズは、時間とともに大きく移り変わります。

 

例えば僕が高校生のときは、プログラマーなんて職業は知らなかったし、世間でもマニアックでマイナーな職業でした。

それが今は、ニーズも高まっているし、「逃げ恥」とかで人気まで出たりしています。

子供の将来の夢 職業の選び方

また、仕事は、新しく出来たり、無くなったりすることも多々あります。

やはり顕著なのは「新しいテクノロジー」に関わる分野でしょうか。

データアナリストやYoutuberなどは、ここ数年で認知されるようになりましたし、

レジ打ちや駅の改札係のオジサンなど、単純作業系の職業は、どんどん無くなっていっています。

子供の将来の夢 職業の選び方

そんなワケで、一人の子供が大人になる頃には、職業のニーズや有無の状況が大きく変わっているので、

子供の時点で聞いてもあまり意味が無いわけです。

男は「稼げそうでモテそうな職業」女は「可愛くてキラキラした職業」を選ぶ

そんな中で、子供に将来の職業をきくと、なんと答えるか。

 

男の子ならたぶん「稼げてモテそうな職業」(スポーツ選手とか芸能人とか、その時ドラマやってる職業とか、今ならYouTuberとか)、

女の子ならたぶん「かわいくてキラキラしている職業」(少女漫画家とかお花屋さんとかインスタグラマーとか)あたりを選ぶんじゃないかな、と。

 

だいたいのイメージで、知っている職業をなんとなく言うだけです。

これで、将来を限定していくのは、ちょっと無理があります。

子供の将来の夢 職業の選び方

「職業」でなく「生き方」を

じゃあ、子供に将来のことを聞くのに「職業」でなくて何を聞けばいいのか?

僕は、「生き方」や「在り方」、「ライフスタイル」について聞くのがいいと思っています。

つまり、「自分はこういう人間になりたい」とか「こういう生き方をしたい」という「方向性」について聞くべきだ、と。

子供の将来の夢 職業の選び方

子供の夢ってこういうのじゃない?

個人的には、子供が語る将来の夢は

「ヒーローになりたいわ!」とか

「満員電車だけは嫌だけど人と話すのは好きだ」とか

「猫に囲まれて海の近くでノンビリ暮らしたい」とか

「海外とかいっぱい行って美味い飯食いたい」とか

「とにかく都会でビシッとスーツ着てモテたいねん」とか、

そういうのでいいと思っています。

子供の将来の夢 職業の選び方 アーティスト

大まかな好みやスタイルさえ見えれば、そこに合う職業なんていくらでもあるわけで。

聞いて大人がいいタイミングで「なら今のところ、職業ならこれとこれがあるね」と教えられればOKだと思うのです。

職業はあくまで「手段」

忘れてはいけないのは、職業というのはあくまで、

自分や人の人生をよりよくする「手段」だということです。

子供の将来の夢 職業の選び方

職業それ自体は「目的」ではありません。「目標」にはなり得るかもしれませんが。

 

まず考えるべきは、生き方や在り方。そして、それを叶えるために職業がある。

これは、子供だけじゃなく、大人の我々も常に忘れないようにしたいことですね。

まとめ

そんなわけで、今回言いたいことを改めてまとめると↓

今の日本の教育で真っ先に止めた方がいいと思うのは「将来の夢」を「職業」で聞くこと。

なぜならこれは

  1. ①そもそも子供は殆どの職業を知らない
  2. ②その子が大きくなる頃には各職業のニーズが大幅に変わったり新しい職業ができたりしてる

という点で、極めて不適切な問いだから。

ということでした。

 

あわせて、こちらの記事もどうぞ。

【旅漫画】ミャンマーで日本語を話す少女に出会って、教育について考えた話

PDCAサイクルはもう古い。DCAP(Dカップ)サイクルで考えよう。

幸せな人は◯◯を大切にする。旅人が見た「幸福な国の共通点」とは?

「人生をやり直せるなら…」ある老人の詩が、私たちに教えてくれること。

無駄な我慢は今すぐやめよう。やりたいことを今すぐやろう。

「人生をやり直せるなら…」ある老人の詩が、私たちに教えてくれること。

それでは明日も、良い人生と良い旅を。

子供の将来の夢 職業の選び方
スポンサードリンク

ABOUTこの記事をかいた人

1988年生まれ。福岡出身。
国立九州大学中退後(株)WORLDiAを創業。WEB制作並びにWEB広告代理業、映像制作を行う。
実家のある熊本の地震を期に「人はいつ死ぬかわからない」と改めて思い、私物をカバン2つに減らし世界一周の旅へ。
旅をしながら、”世界を旅する1分動画”「TR1P(トリップ)」と、旅とテクノロジーのブログ「Back Pack Hack(バックパックハック)」を運営中。
詳しいプロフィールはこちらから。