今回の記事は

という人向け。結論としては

人との会話では
- 相づちを極める
- 相手の過去やルーツについて聞く
- 相手の好きなことに興味を持って聞く
の3つをやると、初対面の人とも仲良くなりやすいです。
一番大事なのは「聞き方」であることを忘れずに!
という感じです。
もくじ
初対面の人と仲良くなれる話し方
こんにちは、キラです。
先日、こんな記事を書きました。
この中で述べた「旅の才能」として「誰とも話せる」というのを入れました。

僕はこれについては「あんま得意じゃねえやw」と思います。
とはいえ、今まで沢山営業してきたり、何十カ国も行って知らない人と話したり、何百人にも講習をしたりと、色々経験してるので、まあそれなりにコミュ力はあるんです。実は。
そして、その経験から言うと、「初対面の人と短時間で仲良くなる方法」とか「知らない人と会話が続く方法」というのは、確実に存在しているんですね。
今回は、その中でも特に効果が高いと思う方法を、いくつか紹介したいと思います。
できれば、ちょっと人見知りで、人と話すのが得意でない人でも、ラクにできる方法を。
相づちを極める
初対面の人と10分で仲良くなれる話し方の1つ目は、「相づちを極める」こと。
これ、実はめちゃくちゃ効果があります。
というか、話下手な人って、この相づちが致命的にヘタクソな場合が多いです。
あなたは普段、どんな相づちを打ちますか?
「はい」「うん」「へー」とか、同じような相づちをいつも同じように打ってませんか。
コレじゃダメなんです。
相づちの「種類」を増やす
まず、相づちの言葉を何十種類も使えるようになること。
なるほど、すげー、ほう、そっか、わはは、ええー、なんだ、マジか、うーん、こわっ、いいな、おおー、うわぁ、なるほど、
などなど…。もっとありますね。
相手の会話の内容に合わせて、それを「ノセてく」ような相づちを、色々と使いましょう。
相づちの「間」を合わせる
相づちの種類は大事なんですが、それよりもさらに重要なのは「間(ま)」です。
つまり、相手の会話とのリズム。
これは、相手の話の内容(面白い、悲しい、など)と、相手の会話や呼吸のスピードに合わせればいいわけです。
たとえば、「うん」という相づちでも
「うーん」「うん?」「…うん。」「うんんん」「うん!」
などなど、話の内容やリズムによって合わせるワケです。
これで、先程の数十種類の相づちが、言い方によって数百種類にまで増えます。
こう言うと難しく聞こえそうですが、要は「相手の会話に合わせて相づちを打って、一緒に会話のリズムを作っていく」という感覚です。
楽器でセッションするような感覚ですね。相手のギターに合わせてドラムをリズミカルに叩く、みたいな。
人間は、自分と同じような行動を取る相手を親しいと思うようにできています(心理学用語で「ミラーリング」といいます)。
なので、自分と近い呼吸のリズムで会話する人には好感を抱きやすいのです。
というわけで、初対面の人と10分で仲良くなれる話し方の1つ目は、「相づちを極める」ことです。
相手の過去やルーツについて聞く
初対面の人と10分で仲良くなれる話し方の2つ目は、「相手の過去やルーツについて聞く」ことです。
仮に相づちだけ極めても、ただそれだけじゃ、会話は続きませんよね(笑)
そこで必要なのが「質問力」です。
要は、相手に質問をして、それに答えてもらう、と。
まあこれには、完全な正解や答えは無いと思うのですが、一応、僕の考える良いやりかたを紹介してみたいと思います。
時系列でどんどん遡る
有効な質問のしかたの一つは、「時系列で遡(さかのぼ)る」方法です。
要は、「最近の話」からどんどん「昔の話」に進んでいく、と。
例えば、今は日本のGW明けなので、こんな質問からの会話ができます。
初対面の社会人男性と、東京あたりで、前情報無しで会って話したと過程します。



















とまあ、こんな感じ。
時系列的には「(最近の)GW→出身地→大学→高校→中学…」と遡っていっています。
もちろんこれは、全くの初対面に対しての例で、
予め会うことがわかっている相手や、目上の人に対しては、予め情報を調べておいて

という感じでスタートできれば、なお良いです。
こう言われたら、悪い気はしませんよね。
仲や信頼とは「情報量」と「時間」
「仲が良い」とか「信頼している」というのは結局、共有している情報量の問題でもあります。
あなたにとって「仲が良い」「信頼してる」と思える人については、多くのことを知っているし、
相手もあなたのことをよく知ってもらっていることが多いハズです。
そして「昔から知っている」という「時間」も、仲や信頼を強化する要素になりますね。
だからこそ、「お互いの昔の話を共有する」ことが、初対面の人との人間関係を強化する良い方法になるのです。
「意外だけど答えやすい質問」をする
相手の昔の話を遡って聞くとき、ちょっと応用のテクがあります。
それは、「意外だけど、答えやすい質問」をすること。
最初は、出身地、出身校…など、ベタな質問でOKです。
ただ、この手のベタな質問って、みんな答え慣れてるのもあり、小奇麗な答えしか返ってきません。
つまり、相手の素の部分が見えてこない、と。
そこで、こんな質問をぶつけてみます。
「小学校の時に好きだった給食のメニューってなんですか?」
「兄弟はいますか?仲はいいですか?」
「何月が一番好きですか?その理由は?」
などなど。
他の人にはあまり聞かれたことがなく、しかし答えやすい質問。
そしてできれば、その人の素の好みや性格が見えそうな内容がいいでしょう。
これ、聞かれると意外と楽しいんですね。
そして、聞かれた側も新しい自分を発見したり、思い出したりできます。
こういうのが、相手にとっても楽しくメリットがあり、かつちょっと盛り上がって仲良くもなれる質問だと、僕は思います。
もちろんこれについては、聞いてばっかだとキモいので(笑)あなた自身のこともちょこちょこ話ながら、お互いのことを知っていきましょう。
相手の好きなことに興味を持って聞く
初対面の人と10分で仲良くなれる話し方の3つ目は、「相手の好きなことに興味を持って聞く」こと。
まあ正確には「相手と、相手の好きなことに興味を持って聞く」ですね。
コミュ障は興味の問題
そもそも、コミュ障とは何なのか。何が原因なのか。
(※コミュ障=コミュニケーション障害。ここでの意味は、ガチな病気ではなく、「人と話すのが苦手な人」くらいの意味なので悪しからず。)
それは、一言で言うと、「相手との興味のズレ」なワケです。
つまり、あなたが、「相手に対して興味がない」か、「興味の方向性や表現がズレている」ということ。
これを修正する必要があります。
方法は簡単で、「相手と、相手の好きなことに興味を持つ」。これだけ。
相手自身に興味を持つのは、まさにさきほどの「相手の過去を遡って聞く」ことです。
「この人は、どんな人で、どんなことを考えて生きてきたんだろう?」という、純粋な興味を持って、相手に接し、話すこと。
ある意味では、人に接する時の最低限の礼儀と言えるかもしれません。
相手の好きなことに興味を持つ
そして大事なのは「相手の好きなことに興味を持つ」こと。
共通の話題や好みがある相手とは、やっぱり仲良くなりやすいですよね。
例えば、先程の例だと

とか

とか。相手の好きなことに関して、掘り下げる質問はいいですね。
↓ローマで会ったフランス人友人、ケビン君。LIVE9というDTM(作曲)ソフトと、Launchpadという電子楽器を使っていて、映像を撮っている、という共通点で仲良くなりましたw

知識は必要ない。素人として質問。
ここで「そんなに知識や会話の引き出し無いよ…」と思う人もいるかもしれません。
ただ、実際には、知識はほとんど必要ありません。
むしろ、無い方がいいと言えます。
「僕、それについて全く詳しくないけど、面白そう!」という立場での質問の方が、相手も構えずに気分良く答えられるからです。
もちろん、お互いよく知っている話題で盛り上がるのも良いんですが、変なコダワリのせいで相手と意見が食い違ったり、相手のことを否定することもあるので、注意が必要です。
自分が詳しい分野でさえ、プライドを捨てて「教えてください」というスタンスで質問できる人は、ある意味最強かもしれません。
言わずもがな、こういう質問の仕方ができるようになると、自分の興味や知識もどんどん広がります。
これについては、以下の記事にも書きました。
矢沢永吉に学ぶ。小さなプライドを捨てて、人生に「良い流れ」をつくる方法
矢沢永吉氏が、あるプロフェッショナルと対談している中で、サラリと

とコメントをしていているのを見て、感動したワケです。
「あなたと、あなたの話してることに興味がある」というのを表す、すごくいい質問の仕方だなーと思います。
このように、興味を、相手と相手の好きなことにフォーカスしていく。
初対面の人とのコミュニケーションの極意です。
大切なのは「聞き方」
ここまで読んでくださった方ならもうお分かりでしょう。
今回紹介した、有効な話し方は実は、すべて「聞き方」の問題なんです。
コミュニケーションにおいて、多くの人が「自分が何を話すか」ばかりに気を取られていますが、
本当に大切なのは「相手に、何をどう話してもらうか」の方が、より大事なのです。
もっと言えばこの「聞く技術」というのは、
労力は少なく、応用が効き、知識もほとんど必要なく、相手の知識も教えて頂ける…
という、非常にレバレッジの効く技術です。
コミュ力は知識と実践で伸びる
僕は、コミュ力(=コミュニケーション能力)というのは、先天的なものだけでなく、後から知識と実践で伸ばせるものだと思っています。
知識をもとに、基本的な原則だけ押さえて、あとは実践のみ。
より多くの原理については、名著「人を動かす」などを読んでみてもいいでしょう。
まとめ
さて、今回の内容を改めてまとめると、対象は、

という人向けでした。結論としては

人との会話では
相づちを極める
相手の過去やルーツについて聞く
相手の好きなことに興味を持って聞く
の3つをやると、初対面の人とも仲良くなりやすいです。
一番大事なのは「聞き方」であることを忘れずに!
という感じでした。
長文読んでくださり、感謝します。
この文章が、あなたの人生と人間関係を少しでも良いものにしてくれますように。
それでは今日はこのへんで。
明日も、よい人生とよい旅を。