東京オリンピック開会式と日本国の共通の問題。日本はもう「中抜き」だけの国になってしまったのか？

「テーマがない」。

先日の東京五輪オープニングの個人的な印象でした。

個別のパフォーマンスにはいいものもたくさんあったけど、全体を通してのビジョンとテーマは「？」という感じ。

同じような印象を抱いた人も、少なくはなかったんじゃないかと思います。

そしてこれはここ数十年の日本にも言えることで、ビジョンやテーマがなく場当たり的。

大局よりも利権と中抜きばかりが優先。

日本が今一番スゴイ部分は「中抜き」だけなの？

ちょっと笑えないのが、今アジアの中でも日本ここがすげえ！って言える部分、「中抜き」くらいしかないんですよね…。D通とPソナ…。

あーあと「物価が安い」。

水と食べ物はうまいですねやっぱ…。

ハードウェアとAIは中国、半導体は台湾、金融はシンガポール（と香港はどうなるか）、エンタメは韓国に負け、観光はコロナで死亡、車は自動化とEV化でヤバい、人口も2030でインドネシアとフィリピンが抜く…と。

165億の五輪開会式でアレは、やはりお粗末です。

リオオリンピック開会式とか１０億円ですよ？

日本のオリンピック、160億くらいは中抜きしたんやろな、と。

提灯とか法被みたいなステレオタイプな日本のイメージをそれっぽく出しておいて、ゲーム音楽乗っけて「まあこんな感じで、７５点くらい取れればいいっしょ？」感があった気がします。

これなら最初の最初から「世界初の完全オンライン五輪や！！」くらいブチ上げて、そこにフルコミットした方が良かったんですよ。

繰り返し言うけど、結局、テーマやビジョンの不在です。

他にも日本の完全にダメな部分

ちょっと話を広げると、日本は入管と検察に関しては特に腐敗しきっています。

公文書偽造の政治屋はお咎めなしなのに、孤独に死産したベトナム人技能実習生は速攻で逮捕起訴有罪という歪さ。

＜速報＞死体遺棄事件、ベトナム人実習生に有罪判決　熊本地裁（熊本日日新聞） – Yahoo!ニュース

日本の労働環境の過酷さはアジアでも有名で、少子化対策も移民受け入れも失敗。

人口減少と高齢化は完全に打つ手無し。

毎年５０万人、つまり「１鳥取県」ぶんの人口減少…

日本が好きだからこそつらい。どうすればいい？

別に僕反日とか左とかでなく、日本大好きマンで「どうやったら日本ってよくなるんだ」と考え続けてこの結論で、キツイなあ…という感じです。

勝手に考える日本再興論としては↓

・デイビットアトキンソン氏が『日本観光立国論』で書いていたような、観光で一次訪問者増やして移民をもっと増やす方法

→コロナで望み薄。入管や技能実習生制度でもわかるように外国の方の扱いもダメすぎる

・超田舎の税金を上げて人口を都市に集中させ（つつ地方の無駄インフラ費用を下げ）、学生寮と老人ホームを併設する、みたいな「コンパクトで助け合い豊かに暮らす」都市＆社会モデルの開発。そして今後少子高齢化を迎える他国に販売

→まあ足並み揃わないよねー

・原発事故の失敗を活かして「今後日本はクリーンエネルギー大国にします」みたいな強いビジョンを示して実行

→結局原発事故もなあなあで忘れられただけ。未だに海に放射性物質垂れ流し。

・何も考えず若者と教育にお金全ぶっこみ。

→構造上難しい。間接民主主義だと結局高齢者の票が多いので高齢者のための政治になって若者は政治に興味をなくす…というスパイラル。

・今後スーパーイノベーションが起こって高齢者でもバンバン働けるようになるかも！

→今世界で出されている論文の数は１位が中国ということからも分かるように、イノベーション発生率も人口と比例しがち。おそらく今後も「日本でいいアプリ作っても収益の３割はAppleが持ってく」みたいに、他国テクノロジーやプラットフォームに乗っかる形になりそう

という感じで、だいたいダメそうなんすよね。

正直、一番ありそうだなと思ってるのがこれ↓

・日本は相対的に貧しくなってる衰退国だけど、こういう幸せがあるよねー、みたいなの。ブータン的というか、メインディッシュではないけど好きな人は好きな珍味的というか。

僕は個人的には「多くの国を旅した後、一度日本を出る若者」がもっと増えるといいと思っています。

僕なりに仕事と発信と人生をやってってます。

こんなコミュニティや発信を通したりして。自分に手の届く範囲からやってます。↓

CARAVAN（キャラバン）-世界中どこでも、好きな場所で生きよう。

エミグラ-海外移住/永住/日本脱出専門サイト

そんなわけで、FBにて投稿した、最近の日本は本当にヤバいと思ってたけど、開会式でいよいよだなと思った話でした。

さっさと日本以外の国でも生きられるようになっときましょう。

それでは、今日はこのへんで！

明日も、よい人生とよい旅を！