こんにちは、キラです。
今週は、カナダのトロントにいます。
いい意味で都会過ぎなくて、過ごしやすい場所ですね。
カナダは、ビザも比較的取りやすい場所だし、住んでみたいなあ、と思う国です。
ただ、寒さが…。4月末でもクソ寒い。外に出たくありません(笑)
天気が良い日と悪い日の寒暖差がヤバイので、そこだけが困ったところでした。
もくじ
旅人を狙った犯罪や詐欺
さて今回は、旅でアブナイ目にあわないための内容。
世界中に存在する「犯罪・詐欺」についてです。
普通の旅行者でもかなりの高確率で出会う、旅人を狙った詐欺や犯罪と、その対策についてまとめてみました。
基本中の基本
まずは、基本中の基本から押さえておきましょう。
どの国においても、街中でいきなり、過剰に話しかけてくるヤツ、寄ってくるヤツ、何か渡してきたり、何か要求してきたりするヤツは全員怪しいと思って、全てスルー!
そして、どの国に行く時も、下調べや準備はしっかり!
まずはこれだけ覚えておけば良いかと思います。
「出会った人全員泥棒」は言い過ぎかもしれないけど、やたらグイグイ来たり、いきなりフレンドリー過ぎる奴はやっぱり要注意なワケです。
では、以降、具体的な犯罪・詐欺の例とその対策について、書いていきます。
署名詐欺
若い男女から街で呼び止められて「署名して!」って言って署名を求められます。
何かの活動の署名かな?と書いてあげたら「募金に同意したよね?」的なノリで、小銭を要求されたりします。
国内でもそうですが、何の署名なのかちゃんと聞きましょう。そして基本はしなくてもいいです。
何れにせよ、署名なんて無力。人の名前に頼ってないで、自分で動いて何とかしろや。
こういう、親切心につけこんだものって、僕はかなり嫌いですね。
ミサンガ詐欺
ヨーロッパのフランスやイタリアに多いです。
知らない兄ちゃんが勝手に手にミサンガ巻きつけてきて「巻いたから2ユーロね」みたいに小銭をせびってきます。
僕もフランスで腕を取られて、振り払ったら酷いこと言われました。こえーよ(笑)
怖いし極めて不愉快なので、腕を組んであるきましょう。
しかしこれは、渡し方のバリエーションが実に豊富で、ちょっと感心してしまいましたw
勝手に巻いてくる、友達の印とか言って小指に巻いてくる、投げて渡してくる、日本大好きマンを装う、「お前アフリカ出身か」とかツカミで攻めてくる…などなど、実に様々なパターンでミサンガを渡して来ますが、全て無視しましょうw
夜のお店の詐欺
僕はちょっと専門外なのですが、夜の飲み屋やエッチなお店は、やはり揉め事が多いみたいです(笑)
最初に提示していた価格より多く請求される、とかがベタなやつですね。
断ったらヤバイ人が奥から出てくるパターンも少なくないようです。
ある友人は、メキシコシティの飲み屋で「20ドルで飲み放題だよ」と言われて同意したら、後から「やはり60ドル払え」と言われて、断ったら奥からプロレスラーみたいなオッサンが2人出てきたそうですw
結果、間をとって40ドルで何とかなったそうですが。
まあ、事前にできることといえば、やはりちゃんと調べておくこと、現地の優秀なガイドを付けること、などでしょうか。
あとは、風俗店が合法で国の管理下にある国も多数あるので、行きたい人はそっちに行きましょう。
香港141ビル、シンガポールゲイラン地区、ドイツFKKなどがそうです。
まあ、「行かない」が一番の対策かもしれません(笑)
ちょっと消極的な気もしますが、南米とかアフリカでのトラブルはシャレにならないので、ほどほどにしておきましょう。
ひったくり
これは日本にもありますね。カバンをひったくる犯罪です。
まずは、街に出る時は、リュックや肩掛けカバンなど、物理的にひったくれないものを選びましょう。
特に女性は、小さな手提げかばんなどを持ちがちですが、ひったくりやすいのでやめておきましょう。
気をひく人間、盗む人間、などを分ける複数人での犯行もあるので、十分に気をつけましょう。
スリ
まあこれもメジャーですね。気をつけましょう。
財布だけでなく、スマホや高価なものはすべて狙われています。
人混みの中を歩く時は、財布や携帯などを「物理的に」盗られない工夫をしておきましょう。
財布や携帯などを、ポケットに入れる場合は、チェーンなどを付けて、できるだけスキニーなズボンのポケットに。
人混みの多い場所ではリュックなどを前掛けに。チャックには鍵をかけて。
現金や貴重品は分散して、街に持っていくのは最小限に。
などの工夫ができるかと思います。
しかし、ここまでやっても、カバンを切って中身を盗ってくる奴までいるので、どれだけ注意してもしすぎということはありません。
強盗
強盗。一番怖いやつかも。
強盗に関しては、一番多いのは、アフリカと南米です。
南米ベネズエラの「カラカス」という街が、世界で一番殺人が多いんだとか。
まずは基本中の基本ですが、危なすぎる国や街には行かないこと。
外務省 海外安全ホームページをチェックして、危険度の高い国は渡航をやめましょう。
そして、比較的安全な国でも、深夜や人通りの少ない場所をウロウロしないことです。
さらに、もし強盗にあってしまった時は、命を最優先で守ること。お金やモノを盗られるだけで済めば幸運です。
僕の友人は、南米ベネズエラで、乗り合いバスを利用しようとしたところ、先に乗っていた全員が強盗グループだったらしく、ナイフを突きつけられて、パスポートと現金を根こそぎ盗られてしまったとか。
このように、悪質な強盗も意外と日常の中に潜んでいます。気をつけましょう。
宿の値段や架空詐欺
宿に限った話ではないのですが、普通より高い値段を請求される詐欺です。
現地の物価に疎い旅行者だと、よくわからず払ってしまうワケです。
宿などに関しては、現地についてバタバタ探すのではなく、agoda.comやBooking.comなどの口コミも見られる予約サイトで予めとっておくのが良いでしょう。
また、旅行先の大まかな物価などについても、ある程度は調べて、確認しておきましょう。
両替詐欺
両替詐欺。普通よりアホのように高い手数料やレートで、通貨の交換をしてくる行為です。
これも詐欺というよりは情報弱者相手の取引、というくらいのものですが、やはり損はしたくないので避けたいところです。
基本的に、両替は、銀行や大きなホテル、デパート以外の街中でしないのが吉です。
両替に関しては、日本国内で行うのが最もオトクです。出発の時に済ませておきましょう。
世界一周などの長期旅行でも、ドルとユーロくらいは替えておいていいと思います。
あと、個人的に一番おすすめなのは、現金でなくクレジットカードを主に使うことですね。
少額の現金だけ替えて、あとはクレカ、というのが一番賢いと思います。
コイン、別のおカネ渡す詐欺
これもセコいし間違いの場合もあるのですが、お釣りで別の国の使えないコインを渡されることがあります。
ポンドにユーロが混ざって返ってきたり、バーツにリンギットが混ざってきたり(笑)
これはすぐには気が付きにくいし、少額なのですが、一応、どれがどの国のおカネだったのか、ある程度は覚えておきましょう。
これも、現金を使うのをやめてクレカに移行するのが、一番の対策かもしれません。
ポーター詐欺
ミャンマーで遭いました。
空港やホテルで、ちょっと賢そうな少年が「僕が荷物持ちます」みたいに荷物をササっと運んでくれて、そこで雇われているポーターかと思いきや、そのへんの小僧で、「金くれ!金!」と(笑)
こんな風に、勝手に何かしてきて、後から金をせびってくる人もけっこう多いです。
これも詐欺というよりは、見解の相違というか、勝手に必要ないサービスを押し付けてくるパターンですね。
まあ、なるがままにしてチップをあげるのもいいかもしれませんが、
そのまま荷物をひったくられるリスクもあるので、そもそも、自分の荷物をよくわかんねえやつに渡さないことですね。
タクシー詐欺
これも「詐欺」というのか微妙ですが、タクシーの運ちゃんが普通よりかなり高い値段をふっかけてきます。
初めての国では、土地勘もなく、通貨の計算にも慣れないし、空港からホテルに付くまで不安なので、ついつい高い料金でも払ってしまいがちですよね。
これを防ぐ方法としては、タクシーの価格の相場に関して予め調べておくことです(ネットと、空港の人数人に聞きましょう)。
そして、ドライバーには「◯◯以上の値段なら乗らねえ!」とハッキリ強気で値段交渉しましょう。
降りる直前になってゴネてくるパターンもあるので、そこは強気に言い返してください(笑)
タクシーのシステムは国や地域ごとに微差があるので、予めある程度調べておき、不安なら公共交通機関やUber(タクシーを配車するネットサービス)を使いましょう。
そして、できればついでに、タクシー以外の交通手段についても調べておきましょう。
大抵の国では、空港から街へ出るシャトルバスや高速鉄道が出ているので、それを利用するのが吉です。
その他交通機関、チケット詐欺
バスなどの各種交通機関のチケット売り場で並んでいると、へんな奴が「僕から買えるよ」とか誘導して、高いチケットを買わせます。
バスのチケット売り場で待っていると「タクシーで、◯ドルでどうだ」とか客引きしてくる人もいますが、たいてい割高です。
これも事前にある程度調べておくことと、ちゃんとした窓口や自販機で買いましょう。
やばいフリーWi-Fi
空港などのフリーWi-Fiをよく利用する人も多いでしょうが、実はこれ、けっこう危ない行為です。
鍵のマークのついていないWi-Fiは、閲覧・入力履歴を盗み見るのが比較的容易なのです。
どうしても、という時は仕方ないかもしれませんが、クレジットカードなどの機密情報の送受信は、避けておいた方が無難です。
海外では、SIMフリー携帯と、宿の鍵のかかったWi-Fiを使うのが良いでしょう。
SIMフリー携帯に現地で購入したSIMカードを挿入するか、日本で予め海外SIM、または海外モバイルルーターを購入、レンタルしておきましょう。
スキミング
「スキミング」とはクレカの情報を抜き取る行為です。
クレジットカードリーダーに特殊な機械を仕込んで、クレカ情報をパクる、ってワケですね。
現金での詐欺が怖くてクレカに移行したら今度はクレカを狙った犯罪。くわばらくわばら。
クレジットカードは基本的に、安全で治安の良い場所で使う、というのが第一の対策です。
めちゃ汚い街中のATMとか使わないこと!
そして、機械に差し込むときには、差込口付近に不自然なモノや機械が付いていないか確認。
万一、不審な出金があった時は、クレカ会社等にすぐ問い合わせましょう。
まとめ
さて、以上が、海外で旅行をしている際に気をつけるべき、軽犯罪一覧とその対策でした。
正直、これ以外にもまだまだ沢山あるんですが、メジャーなものはだいたい挙げたかと思います。
あとは、軽犯罪でなく大きな犯罪ネタもあるんですが、挙げたらキリがないですね(笑)
「カンボジアのデベロッパから建設予定のマンションを買ったら土地から存在していなかった」とか
「香港で美味しいオフショア投資案件に乗ったら持ち逃げされた」とか、大規模詐欺の話もいっぱい。
ちょっとデカくて長くなりすぎるので、また別の機会に。
まずは、自分は海外に一歩出たら、何も知らないカモなのだと自覚して、
十分に警戒しつつ、防ぐことのできる軽犯罪や詐欺から気をつけましょう!
基本中の基本は、冒頭に述べたように
どの国においても、街中でいきなり、過剰に話しかけてくるヤツ、寄ってくるヤツ、何か渡してきたり、何か要求してきたりするヤツは全員怪しいと思って、全てスルー!
そして、どの国に行く時も、下調べや準備はしっかり!
でOKです。
今回はこのへんで。
それでは明日も、良い人生と良い旅を。
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