もくじ
2017年こそ、世界一周の旅に出よう。
年末年始。多くの人が「今年はこうだったな」とか「来年はこうしたいな」とか、
今年の反省や来年の目標について考えることと思います。
その中でも、「来年こそ世界一周の旅に出たい!」と考える人は多いかと思います。
「もちろん、すぐにじゃないけど、数年以内には…」という人も含め。
今回は、そんな人の為に「世界一周の旅に出ようと思ったら今すぐやるべきこと」を、私の実体験を踏まえて具体的にご紹介していこうと思います。
想定としては、半年くらいの時間をかけて、ゆっくりと準備をしていくイメージですが、
その中でも「これはとにかくできるだけ早く!」というものだけを優先して紹介します。
今回の内容を一言で
今回の内容を一言でまとめてしまうと、
「世界一周の旅に出ようと思ったら、①パスポート更新②予防接種③最低限の計画 を、今すぐにしよう」
というものです。
パスポート更新
「来年か、遅くとも数年以内に世界一周旅行に行きたいなあ」と考えたら、まず最初にすべきはパスポートのチェック(と更新)です。
あと3〜4年以上、期限がある人は問題ありません。
しかし、パスポート有効期限が迫っている人や、そもそも作成していない人は、できるだけ早くパスポートセンターへ行きましょう。
それぞれの地域にあるパスポートセンターは、以下のリンクから探してみてください。
日本のパスポートは非常に優秀で、世界の多くの国にビザ無しで入ることが可能です。
しかし、「パスポート有効期限が(入国時点で)6ヶ月以上無いとダメだよ」という条件のある国も多くあるので、注意が必要です。
有効期限が足りない場合、空港ターミナルで手続きしている時に「あ、あなた行けないね」と言われて終わります。
なので、とにかく申請は早めに。
こちらのリンクから、一度確認してみましょう。
そして、申請するパスポート期限は、5年でなく10年でしておきましょう。
費用も5000円くらいしか変わりません。また行く手間の方がもったいないので、長いものを取っておきましょう。
パスポートは申請から受取までに1週間ほどの期間が必要、ということにも注意しましょう。
旅の準備をしっかりとやったのに、パスポートのせいで全て台無し、というのではあまりに残念です。
旅に出ようと決めたら、まず今すぐにパスポートのチェックと更新をしましょう。
予防接種
予防接種。旅の途中で死なないために必須ですが、実は期間を開けて何度か注射が必要で、けっこう時間がかかります。
例えば、海外で犬に噛まれて発症すれば死亡率100%(!)で、インドで年間2万人が死亡している(!)「狂犬病」の予防接種。
これは、一回目の注射から4週間を空けて2回目の注射、そして6ヶ月後に3回目を打って、抗体が出来上がるといいます。
つまり、ちゃんと受けるには6ヶ月かかる、ということです。
なので、予防接種に関しても、できれば半年前から始めておくのがベストです。
ちゃんと受けて一度抗体が出来れば、免疫は長く(10年とか)続くので、接種が早すぎるということはありません。なので、できるだけ早めに。
どんな予防接種を、どこでどう受けるべきかの概要は、こちらの記事で書きました。
内容をざっくり一言で言うと「A型B型肝炎、破傷風、狂犬病、あとは行く国に合わせた接種を、はじめは日本で相談しながら受けて、残りはタイのスネークファームで安く受ける」
というものです。詳しくは、読んでみてください。
まずは最優先で、予防接種ができる最寄りの病院に母子手帳を持って行って、説明を受けて破傷風だけでも受けてきましょう。
僕が受けたものは、こんな感じでした。
【A型肝炎】
日本値段:8000円、タイ:4200円
接種回数3回
接種頻度:一回目接種後2週間後に2回目、6ヵ月後に3回目
(2回の接種で90%抗体ができるとのこと)
有効期限:5年
【 B型肝炎】
日本
値段:8500円
接種回数3回
接種頻度:一回目接種後4週間後に2回目、6ヵ月後に3回目
(2回の接種で90%抗体ができるとのこと)
有効期限:4~5年
タイ:3500円
【破傷風】
日本
値段:3500円
接種回数1回
(子供の時に3種混合ワクチンを接種していれば)
有効期限:10年
タイ:120~240円
【狂犬病】
日本
値段:6400円
接種回数3回
接種頻度:2回目は1回目より4週間後3回目は6-12ヵ月後
タイ:1050円
こんな感じ。
期間をあけて複数回接種する必要があるということと、タイで受けるとちょっとお得、というのがポイントです。
旅の計画を立てる
時間がかかるからできるだけ早く!今すぐに!というレベルのことは、パスポートと予防接種だけで一応終わりです。
ここまでは、何も考えずにすぐ手と足を動かしましょう。
そして、それらが終わったら、次はジックリと計画を立てましょう。
最低限決めることは、以下の6つです。
1,行きたい国をリストアップ→国を分類して、ざっくりした航路を決定
まずは、行きたい国やそこでやりたいことをどんどんリストアップして、地域ごとにまとめます。(「ヨーロッパ周辺」とか)
そして、どこをどんな順で周るかを決めましょう。
当然ですが、テロが多発していたり、紛争があったりなど、明らかに危険な地域は避けましょう。
2,出発月を決める
航路が大体決まったら、出発するタイミングを決めましょう。
細かい日付まで決まればベストですが、大体の月まで決まればOKです。
イベントややりたいこと、過ごしやすさに合わせて、季節などを考えて決めると良いでしょう。
3,必要な道具をリストアップ
世界一周に必要な道具についてリストアップして、それらを入手する算段も立てていきましょう。
必要な道具は、目的やコンセプトによっても変わってくると思いますが、最低限必要なモノも多いので、早めに入手しておきましょう。
4,お金の計算とその作り方を考える
世界を周るルートと必要な道具が分かったら、お金について考えましょう。
これも一概には言えませんが、バックパックのような旅では、飛行機代などの交通費、滞在費、道具代も含めて、150〜200万ほどあれば、世界一周はできます。
なので、分からない!という人はとりあえずコレくらい貯めていきましょう。
飛行機の費用はSkyscannerなどで見て、宿代はagodaなどで見て細かく計算できます。
そして、そのお金をつくるプランを、できるだけ具体的に考えていきましょう。
旅の費用は常にちょっと高めにかかるし、帰って来た後も纏まったお金があった方がいいです。
というわけで、お金は1円でも多いに越したことはないので、出発日までガンガン稼ぎましょう。
5,その他、出発までにやるべきことをリストアップして計画
以上の4つが済んだら、その他の細かいことも全てリストアップしてどんどん準備していきましょう。
旅のテーマや目的を考える、各国各地域の行きたい場所や安全性やビザについて詳しく調べる、今の家や持ち物の処分などについて決める、クレジットカードなどの作成、チケット購入、海外旅行保険の加入、周りに挨拶しておく…など、やることは沢山あります。
ザックリ書けばこんな感じです。これらは、めちゃくちゃ急ぐことはないので、出発予定日が迫ってきてからでもOKです。
これについては、また別記事で詳しく書いていこうと思います。
まとめ
さて、どうだったでしょうか。今回の内容を改めて一言でまとめると
「世界一周の旅に出ようと思ったら、①パスポート更新②予防接種③最低限の計画 を、今すぐにしよう」
というものでした。
特にパスポートと予防接種に関しては、必須で時間のかかることなので、「世界一周するぞ!」と決めたら、とにかく最々最優先でやっていきましょう!
さらに細かくて具体的な用意に関しては、こちらに続きとして書きました。
こちらの記事も、あわせてどうぞ。
それでは、明日も良い人生とよい旅を。